かたおか・たけと
1988年旭川医科大学医学部卒業。2007年St.Luke’s Episcopal Hospital(USA Houston Texas)留学。15年札幌西孝仁会クリニック。16年北海道大野記念病院脳血管内治療センター長。同年東京医科歯科大学医学部臨床教授。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医、日本脳神経血管内治療学会認定脳血管内治療専門医、著書に「脳血管内治療看護ポケットマニュアル」「ナースのための かんたん脳・脊髄画像の見かた・読みかた」
2名の専門医が常駐し
24時間365日の対応体制を整える
 現在、北海道大野記念病院で脳血管内治療センター長を務めている片岡丈人医師は、数少ない日本脳神経血管内治療学会の専門医の資格を持ち、開設当初からセンターの柱として活躍している経験豊富な医師だ。
 「私たちのセンターでは、脳血管内治療の専門医が2名常駐しており、24時間365日の体制で患者さまを受け入れています。急性期脳梗塞においては、t─PA静注療法や、カテーテルを用いた機械的血栓回収療法に取り組んでいます。機械的血栓回収療法後の患者さまの予後が良いことは近年海外の複数の論文で証明されており、今はやらなければ患者さまの不利益につながる必要不可欠な治療だと、私たちは捉えています」と片岡センター長語る。

未破裂脳動脈瘤の治療にステントを導入することで
再発率を抑える
 北海道大野記念病院の脳血管内治療センターでは、未破裂動脈瘤の治療法である脳動脈瘤コイル塞栓術においても、新しい取り組みを導入している。それがステントを併用したコイル塞栓術だ。従来のコイル塞栓術の場合、動脈瘤の中にコイルを留置するだけだか、ステントを併用することでコイルが動脈瘤の中から出てくることを防ぎ、さらにはステントにより新たな血流の流れを形成することで、従来のコイル塞栓術と比較すると再発率を抑えることに成功している。
 「ステント留置は、医師に経験がないと術中出血やコイルの流出などを招くリスクがあります。また詳細な画像が必要なため、最新の血管撮影装置が不可欠です」と片岡センター長。
 同院は最新機器を活用した治療に定評があるが、ステントを用いたコイル塞栓術においても、バイプレーン血管撮影装置の導入で、高画質の3Dデータを取得し、さらにバーチャルステントでステントを入れる位置を事前にシミュレーションすることが可能になり、より安全なステント留置を実現している。
脳動脈瘤は破裂を事前に防げる疾患
40歳を過ぎたら1度検査を
 脳血管内治療は技術や術式、さらには器具の改良により、この先もその需要が拡大することはあっても狭まることはないと片岡センター長は断言する。
 「以前は未破裂動脈瘤の予防治療は70歳がメドと言われていましたが、現在は年齢ではなく、患者さま個々の健康状態などを総合的に判断して行われる時代になっています。当院ではコイル塞栓術を適用する脳動脈瘤の大きさは4㎜を一つの目安にしていますが、形状や場所によってリスクも変わってきます。動脈瘤は破裂すれば命に関わりますが、治療を行うことで予防ができる疾患です。40歳を過ぎたら、一度専門医がいる病院でMRA検査を受けていただきたいですね」と、片岡センター長は積極的な予防検査、早期治療の重要性を語ってくれた。

 

※内容は2019年5月9日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

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医療機関情報
施設名 北海道大野記念病院
フリガナ ホッカイドウオオノキネンビョウイン
TEL 011-665-0020
住所 北海道札幌市西区宮の沢2条1-16-1
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