まつくら・あきら
1993年、東京大学医学部卒業。同大学医学部附属病院第2外科入局。国立がんセンター中央病院肝胆膵外科チーフレジデント、東京大学附属病院肝胆膵・人工臓器移植外科助教を経て、2005年、おおたかの森病院院長就任。13年、医療法人社団誠高会理事長就任。日本外科学会認定外科専門医、日本肝臓学会認定肝臓専門医
2020年1月新棟オープン
より充実した医療体制を構築
7人の外科医が、単孔式腹腔鏡下手術にいち早く取り組み、日々熟練の技を磨いている
 おおたかの森病院は、24時間365日体制の救急医療をはじめ、救急医療用ヘリコプターでの患者受け入れやドクターカーによる緊急治療に対応、松戸・柏・流山におけるGIBネットワークにも参画し消化管出血の緊急治療を実施している救急指定病院だ。
 「開院後、2016年にハイブリッド手術を行う内視鏡センター開設、2020年1月に消化器・肝臓内科の診療や地域包括ケア病棟として新棟(アネックス棟東)をオープンしました。今後本館の改修工事に伴い重症管理を行うICUも拡充するなど、地域の中核病院として更なる充実を図ります」と松倉聡院長は語る。
豊富な経験と実績で
高度な低侵襲治療を提供
「SILSでは、出血した場合、1箇所1箇所丁寧に止血するので、出血量は10㏄程度で済みます」と松倉院長。LECSなどの新たな取り組みも行っている
 同院では、『先進的手技を積極的に取り入れることで、患者さまへより良い治療を提供したい』という松倉院長の強い思いから、高度な技術力を要する様々な低侵襲治療を行ってきた。
 「一般的な開腹手術では、腹部を大きく切開する必要があるため、痛みなど、活動レベルが落ちてしまう上、合併症の危険性や入院日数が長く患者さまへの負担が大きいものでした。しかし、内視鏡下手術・腹腔鏡下手術、特にSILS(単孔式腹腔鏡下手術)などの低侵襲治療は、傷が小さため術後経過も良く、整容性にも優れています」
 同院では、難易度の高い肝臓・胆道・膵臓疾患に対し、体に負担の少ない内視鏡下手術・腹腔鏡下手術等、幅広く行っている。
 特に、胆嚢や胃・大腸の手術においてSILS(単孔式腹腔鏡下手術)を地域でも先駆けて導入し、2010年5月導入から2020年2月で1101例と積極的に行っている。
 おへそのくぼみを3㎝ほど切開、やや大きめの穴を確保し器具の挿入口3つ備えた独特のポートをはめ込みむという方法で、器具が1か所に集中することから、特に難易度が高いと言われている手術法だ。
 適応で多いのは、胆石や胆嚢ポリープ等による胆嚢摘出術だが、大腸がんや胃GISTの切除手術など、適応は広がりをみせている。
 「当院は、20~30年もの豊富な経験と実績をもつ腹腔鏡下手術経験ある外科医が7人在籍し治療にあたっています。執刀医やカメラ操作など全員で役割を変えて行うことで、更なる技術向上を図っています」松倉院長を筆頭に、妥協しないスペシャリスト集団が高度な医療提供を追求している。

 

※内容は2020年4月27日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

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医療機関情報
施設名 おおたかの森病院
フリガナ オオタカノモリビョウイン
TEL 04-7141-1117
住所 千葉県柏市豊四季113
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診療受付時間
8:30〜11:50
13:00〜16:50

【病床数】282床