もり・しゅんいち
1993年、愛媛大学医学部卒業。帝京大学溝口病院整形外科、鎌ヶ谷総合病院脳神経外科脊椎センターなどを経て、2013年、八王子脊椎外科クリニック開院、23年、博豊会東京脊椎病院開院。
日本整形外科学会認定整形外科専門医
1993年、愛媛大学医学部卒業。帝京大学溝口病院整形外科、鎌ヶ谷総合病院脳神経外科脊椎センターなどを経て、2013年、八王子脊椎外科クリニック開院、23年、博豊会東京脊椎病院開院。
日本整形外科学会認定整形外科専門医
脊椎脊髄疾患における先進医療へ積極的に取り組んでいる『八王子脊椎外科クリニック』。高度な手術から術後リハビリまでトータルに対応するべく、2023年9月、足立区へ新たに『博豊会東京脊椎病院』を開院。今回、森俊一理事長に更なる充実を図るなど新病院へかける思いについて語っていただいた。
2023年9月に足立区に新設
脊椎脊髄疾患の専門病院
脊椎脊髄疾患の専門病院
2013年、八王子に『八王子脊椎外科クリニック』を開院以来、手術を要する重症患者の最後の砦として、様々な難症例の受け入れにも対応してきた医療法人社団博豊会。脊椎脊髄疾患における高度な治療提供の拡充を目指し、2023年9月、東京の東側をカバーするべく、アクセスの良い足立区へ脊椎外科治療を専門とする『博豊会東京脊椎病院』を開院させた。
「開院から半年が経過し少しずつ認知度が上がり、痛みなどの症状に苦しむ患者さんが多く来院されてきます。脊椎脊髄疾患の専門病院として、地元の方だけではなく、千葉や埼玉といった近隣県、さらには横浜や金沢といった遠方から来院される方も少なくありません」と、森俊一理事長は病院の現状を語る。
「開院から半年が経過し少しずつ認知度が上がり、痛みなどの症状に苦しむ患者さんが多く来院されてきます。脊椎脊髄疾患の専門病院として、地元の方だけではなく、千葉や埼玉といった近隣県、さらには横浜や金沢といった遠方から来院される方も少なくありません」と、森俊一理事長は病院の現状を語る。
来院者への細やかな
優しさが詰まった新施設
優しさが詰まった新施設
新病院は環状7号線沿いにあるが、「近辺の沿道にランドマークとなる建物がなかったため、当院がそうなることを目指した」と語る森理事長。その言葉通り、4階建の同院は道路に面した部分が広範囲に渡り、部分的にガラス張りになっているデザイン性のある建物で、周囲に存在感を放っている。また森理事長は、患者に対するホスピタリティの気持ちを施設に込め、内装にも徹底的にこだわったという。全面バリアフリーの院内は、明るく清潔感を感じさせるだけでなく、衝撃を吸収する特殊な素材でできた木目調の床が広がっている。更に、ヨーロッパから輸入したという転倒しにくい素材の絨毯を敷くなど、細部にわたり患者を大切に思う気持ちが強く伝わってくる内装になっている。
さらに医療施設部分は3つの手術室を有しており、78床全てが脊椎脊髄疾患の患者のための病床であり、八王子院の19床から大幅に規模を拡大。3階には、広いリハビリテーションルームも設けられるなど更なる充実を図っている。
さらに医療施設部分は3つの手術室を有しており、78床全てが脊椎脊髄疾患の患者のための病床であり、八王子院の19床から大幅に規模を拡大。3階には、広いリハビリテーションルームも設けられるなど更なる充実を図っている。
専門病院の強みを活かし
高度で質の高い医療を提供
高度で質の高い医療を提供
医療機器に関しては、高精度ナビゲーションシステムを備え、低侵襲のインプラントを伴う脊椎手術を可能にするO─armナビゲーションシステムを導入。更に、固定術を行う際に必要なスクリューとロッドとの接続部位の位置情報を計測し、医師の希望する長さや形状のロッド作成をサポートするベンディーニ、低侵襲な手術や神経を傷つけないために必要な内視鏡や顕微鏡なども完備している。
同院では、ヘルニア等による神経根障害や頚椎症性脊髄症に対し、椎間板を摘出して可動性のあるインプラントに置き換えて固定する頸椎人工椎間板置換術(TDR)を行っている。そして、腰部脊柱管狭窄症や椎間孔狭窄、変性側弯症・後弯症などの脊柱変形などに対し、脇腹部分から背骨にアプローチすることで筋肉への侵襲は最小限に抑え、損傷している椎間板を取り除いて骨を器具で固定する腰椎側方椎体間固定術(XLIF)といった手術法にも対応しているという。
「当院では内視鏡手術から脊柱の変形がひどい難易度の高い手術にも対応できる設備を整え、患者さんの症状にあった術式に対応しています」と森理事長。
特に、専門医の資格を持つ6人の医師が常勤しているが、ドクターのみならず手術や治療、リハビリに関わるすべてのスタッフが高度な知識と経験を有しているのは、脊椎脊髄疾患の専門病院ゆえの強みだといえる。
同院では、ヘルニア等による神経根障害や頚椎症性脊髄症に対し、椎間板を摘出して可動性のあるインプラントに置き換えて固定する頸椎人工椎間板置換術(TDR)を行っている。そして、腰部脊柱管狭窄症や椎間孔狭窄、変性側弯症・後弯症などの脊柱変形などに対し、脇腹部分から背骨にアプローチすることで筋肉への侵襲は最小限に抑え、損傷している椎間板を取り除いて骨を器具で固定する腰椎側方椎体間固定術(XLIF)といった手術法にも対応しているという。
「当院では内視鏡手術から脊柱の変形がひどい難易度の高い手術にも対応できる設備を整え、患者さんの症状にあった術式に対応しています」と森理事長。
特に、専門医の資格を持つ6人の医師が常勤しているが、ドクターのみならず手術や治療、リハビリに関わるすべてのスタッフが高度な知識と経験を有しているのは、脊椎脊髄疾患の専門病院ゆえの強みだといえる。
一度出た症状は
治療をしても戻らないことも
まずは一度受診を
治療をしても戻らないことも
まずは一度受診を
常に森理事長が目指しているのは、患者一人ひとりに寄り添った医療の提供だ。日々の診療の中で、患者が言葉で表現しずらいことも、できるだけ意図を汲み取り、術式や退院時期を決める際にも、患者それぞれの生活背景まで勘案しているという。そして患者を思う森理事長の気持ちは、来院患者だけでなく、腰痛や首の痛み、手足の痺れに悩む全ての方々へ向けられている。
「ひと口に痛みといっても、治せるもの、うまく痛みと共存できるものがありますが、一過性のものから遺伝的なものまで、原因は様々です。早めに、原因を見極めること、そして自身の状態を認識することが大切です。痛みだけではなく、足に力が入らない、麻痺といった症状が出てしまうと、そこから治療を開始しても出てしまった症状は元に戻らない場合もあります。少しでも気になる症状があれば、一度受診していただきたいですね」と、力強いアドバイスを送ってくれた。
「ひと口に痛みといっても、治せるもの、うまく痛みと共存できるものがありますが、一過性のものから遺伝的なものまで、原因は様々です。早めに、原因を見極めること、そして自身の状態を認識することが大切です。痛みだけではなく、足に力が入らない、麻痺といった症状が出てしまうと、そこから治療を開始しても出てしまった症状は元に戻らない場合もあります。少しでも気になる症状があれば、一度受診していただきたいですね」と、力強いアドバイスを送ってくれた。
※内容は2024年6月24日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
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