なかやま・ゆうじろう
日本外科学会認定外科専門医
日本消化器外科学会認定消化器外科専門医
湘南地域中部に位置し人口約24万人を抱える茅ヶ崎市に、2000年開院以来、地域医療の要として住民の健康を守り続けてきた湘南東部総合病院。外科医療を中心に質の維持・向上を図り進化を続ける同院において、今回ロボット支援下手術の黎明期からこの手術法に着目し注力してきた中山祐次郎医師に、大腸がん治療について話を伺った。
新しいがん治療との出会いが
医師としての信念を強固に
豊富な経験を活かし
傷口が小さい低侵襲手術を行う
 予防医療から成人病、がん治療など多岐に渡る機能を有し、24時間365日救急医療を実施。外科手術から回復期リハビリまでシームレスな受け入れ体制を整えるなど、地域医療を支えている湘南東部総合病院。特に、外科領域を中心とした同院では、最新の医療機器を積極的に導入し、高度ながん治療に力を入れている。大腸がんは従来、進行すると開腹手術や腹腔鏡下手術が行われてきたが、近年新たな術式として登場したのが、ロボット支援下手術だ。外科の中山祐次郎医師は、同手術における国内導入より5年前海外研修でこの手術法に出会い、今後手術の主流になると強く確信し、技術習得に励み臨床経験を積み上げてきたという。
 「当院では2022年からロボット支援下手術を導入していますが、医師の持つ技量を引き上げてくれると感じています。例えるなら従来の手術がマニュアル車の運転だとすれば、ロボット支援下手術はオートマ車の運転。それほど異なります」と中山医師は指摘する。
 ロボット支援下手術は、3Dのフルハイビジョンで3倍に拡大して患部が確認できるなど、開腹し直視下で見えない部分も捉えることが可能だ。そのため腫瘍の取り残しによる再発リスクの低下に繋がるだけでなく、腹腔鏡手術では摘出困難だった大きさの腫瘍にも対応できるという。
患者と術者にも利点を見出す
緻密な手術を追い求める
 「精密な切断や縫合により、出血が抑えられるため身体への負担が少なく、術後4日で退院した方もおられます。また、座って手術が行えるため、医師の体力的負担も軽減され、より手術への集中力が高められます」と強調する中山医師は、様々な医療機関でロボット支援下手術に注力してきた豊富な経験をもとに、医療従事者向けに手術教科書を出版するなど、業界の指導的立場で医療技術の発展にも尽力しているという。
 「一定の年齢になると自治体で出血の有無を便から調べる、便潜血検査が無料で受けられます。エビデンスも確立された検査なので積極的に受けて欲しいですね。万が一、大腸がんと診断されたら、現在は手術法も多様ですので、セカンドオピニオンを受けることを強くお勧めします」と、日々大腸がんと闘う中山医師は、最後にアドバイスを送ってくれた。

 
 
 

※内容は2026年1月28日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

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医療機関情報
施設名 湘南東部総合病院
TEL 0467-83-9192
住所 神奈川県茅ヶ崎市西久保500
公式Webサイト

 

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