いとう・いさむ
医学博士。1996年、昭和大学医学部卒業。同年、昭和大学医学部眼科学教室入局。2003年、フロリダ大学医学部薬理学及び治療学教室研究留学。05年、昭和大学医学部眼科学教室助教。09年、カリフォルニア大学アーバイン校医学部眼科学教室臨床留学。11年、昭和大学医学部眼科学講座講師、病棟医長。14年3月、保谷伊藤眼科開設。日本眼科学会認定眼科専門医。トラベクトーム手術研究会世話人。昭和大学医学部眼科学講座兼任講師
何が一番ベストかということを常に考えながら選択肢を提案
患者さんの満足度を最優先した低侵襲治療を徹底追求する
極小切開による網膜硝子体手術最先端の内視鏡手術も行う
クリーンルームのオペ室で最新機器による低侵襲治療を行う。網膜硝子体疾患、白内障、緑内障では、日帰り手術を実現している
 「診察室を出ていく時、笑顔になってもらえるような、手術が終わった時、ホッと安心してもらえるような眼科医療を実践しています。診療にあたっては、何が一番ベストかということを常に考えながら患者さんに選択肢を提案し、内容で満足していただくよう心がけています」と保谷伊藤眼科の伊藤勇院長は診療のモットーについて述べる。
 眼科医療でこだわっているのが、患者さんに低侵襲な治療だ。「網膜硝子体手術は、全症例を27ゲージシステムの極小切開で行っています。27ゲージは、25ゲージに比べて面積が3分の1程度小さくなるなど、患者さんに低侵襲な手術を実現できます。術後の炎症が圧倒的に少ないのが特徴です」。網膜硝子体手術において視野の確保が困難な症例に対しては、内視鏡を用いた最先端手術を行っている。
 低侵襲治療は、網膜硝子体手術だけでなく、白内障手術や緑内障手術などでも徹底追求し、日帰り手術で実績を上げている。「白内障手術の場合、大多数の医療機関では眼圧を50〜60㎜Hgにして5〜10分間の手術を行っていますが、眼圧24㎜Hgで8〜10分間の手術を行うのとどちらが低侵襲かといえば、眼球への負担が少ない状態で行う低眼圧白内障手術のほうが、より低侵襲といえるでしょう」
最新機器による的確な診断で低侵襲治療を実現する
超広角眼底撮影装置は造影剤が不要で、しかも従来の検査機器では観察困難な網膜周辺部の病変も見逃さずに捉えることができる

OCTアンギオグラフィーは、網膜、脈絡膜の断面図に加え、非侵襲で眼内の微小血管を描出することが可能

 

 低侵襲治療を実現するためには、術前の検査が重要になるという。同院が導入している超広角眼底撮影装置は、200度の範囲を一度に撮影し、高解像度の画像を得ることができる。OCT(光干渉断層計)アンギオグラフィーは、眼底の黄斑(おうはん)変性だけでなく、緑内障や網膜硝子体の微小血管も描出するなど、的確な診断には欠かせない最新機器である。
 保谷伊藤眼科では、東京都西東京市や練馬区、埼玉県新座市の患者さんを中心に地域密着の医療を提供しているが、青森や仙台など遠方からの患者さんも少なくない。
 「大学病院に長年勤めていた関係で、網膜硝子体手術をはじめ、白内障や緑内障の手術を数多く手がけてきました。『自分が受けたい手術をすべき』という信念のもと低侵襲治療を目指しています。患者さんには、まずご自身でいろいろ調べてみた上で主治医に聞くというプロセスで、主治医とよく話し合いながら最良の治療を選択してほしいと思います」と伊藤院長は患者さんへのアドバイスを語ってくれた。

 

※内容は2018年4月27日時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

 

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医療機関情報
施設名 保谷伊藤眼科
フリガナ ホヤイトウガンカ
TEL 042-439-8123
住所 東京都西東京市北町1-6-1 レッツビルディング3F
ホームページはこちらから(別ウインドウが開きます)

 

診療時間
9:30〜12:30 手術
14:00~17:00 検査 手術 手術 検査

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