医学博士。1994年、愛媛大学医学部卒業。同年、愛媛大学医学部附属病院眼科。96年、大阪労災病院眼科。99年、市立大洲病院眼科医長。2001年、愛媛大学医学部附属病院眼科助手。03年、アメリカ ミシガン大学 ケロッグアイセンター留学。05年、愛媛大学医学部附属病院眼科助手。08年、愛媛大学医学部附属病院 眼科講師。09年、松山赤十字病院眼科副部長、愛媛大学医学部附属病院眼科臨床教授。11年、松山赤十字病院眼科部長。17年、やまにし眼科開院。日本眼科学会認定眼科専門医
地域住民の目を守る
やまにし眼科の山西茂喜院長は、網膜硝子体疾患の日帰り手術で豊富な実績をもち、「愛媛県における網膜硝子体手術ではトップランナーだと自負しています」とエキスパートドクターとしての自信のほどをのぞかせる。
山西院長は、愛媛大学や松山赤十字病院、大阪労災病院などさまざまな医療機関で眼科専門医として研鑽を積み、網膜剝離や糖尿病網膜症などの網膜硝子体疾患に対する治療に全力を傾けてきた。米国ミシガン大学にあるケロッグアイセンターで糖尿病網膜症の基礎研究を行い、そのときの論文が評価されて博士号を取得している。
同院では、難治例も含め、縫合をほぼ必要としない、わずか0.4㍉の切開で行う高度な手術を日帰りで提供し、視機能の回復と低侵襲な治療の両立を図ってきた。さらに切開の縮小に伴う効率向上にかなうよう、硝子体手術における外科用鑷子(せっし)も自ら開発した。「切開と縫合がほとんどないので、手術時間が短く、術後の治りが早く、患者さんの負担も少なくて済みます。糸での縫合によって引き起こされる不正乱視のリスクも、ほぼ無縫合のため低く抑えることができます」
やまにし眼科では、松山市を中心に、今治市や西予市、大洲市、宇和島市、四国中央市のほか、広島県や香川県からも患者が来院する。診療にあたっては、患者とのコミュニケーションを第一にしている。
「初診時からきちんと説明することが肝心なので、予約制を取っています。待ち時間の短縮だけでなく、診療時間が確保できることで、より患者さんの理解を深めることにつながります。症状や治療については図を手書きするなど、時間をかけ、わかりやすい説明を心がけています。
どんな目の病気も、患者さんに納得してもらったうえで、協力して一緒に治していこうという方針です。ライフスタイルによって患者さんが困っていなければ、手術をしないという選択肢もあります。身体的、経済的両面で、患者さんの負担を減らし、かつしっかり治す最善の治療の実践が重要なのです」と山西院長は語る。
また愛媛糖尿病合併症研究会において、眼科担当の世話人も務める。会を通じて得た糖尿病の総合的な知見やネットワークを、糖尿病網膜症治療や他院との円滑な連携に活かしている。
治療のみならず、後進の指導・育成にも尽力を惜しまない。全国の若手医師を対象に、年に2回開かれる硝子体手術勉強会では、講師として手術指導を行う。瀬戸内地域や愛媛県内でも講演会を行い、地域医療の向上に貢献している。
※内容は2018年10月31日時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
医療機関情報 | ||
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施設名 | やまにし眼科 | |
フリガナ | ヤマニシガンカ | |
TEL | 089-998-2525 | |
住所 | 愛媛県松山市枝松1-9-48 | |
ホームページはこちらから(別ウインドウが開きます) |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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8:30〜12:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | / | / |
13:30〜15:00 | 手術 | 手術 | 手術 | / | 手術 | / | / | / |
15:00〜17:00 | ◯ | ◯ | ◯ | / | ◯ | / | / | / |
※予約優先。予約外の受付は診療時間の30分前に終了