おおしま・ゆうすけ
医学博士。1992年大阪大学医学部卒業後、大阪大学医学部眼科学教室入局。大阪大学大学院医学系研究科眼科学教室講師および医療法人社団済安堂西葛西井上眼科病院副院長を歴任して、2014年より医院を開設。日本眼科学会認定眼科専門医。中国南開大学医学院客員教授、天津市眼科医院網膜硝子体部門顧問、京都府立医科大学眼科学教室客員講師
発展する医療法人聖佑会グループ
より質の高い眼科医療を提供

院内には国際学会での受賞トロフィーや賞状が数多く掲げられている。「Best Doctors in Japan 2014-2015, 2016-2017, 2018-2019, 2020-2021」にも4期連続で選出
 医療法人聖佑会は「最新の眼科治療を身近な地域医療として広める」という理念をもと、大阪の北摂地区と八尾市を中心に展開する眼科日帰り手術の専門医療グループだ。「現在欧米では、白内障だけでなく、これまで難しいとされていた網膜硝子体疾患においても日帰り手術が一般的に行われています。今後、10年内には本邦でも白内障手術の普及の流れと同じように網膜硝子体手術だけでなく、多くの眼科手術が日帰りで受けられる時代が来るでしょう」と語る大島佑介理事長は、日本における眼科医療の発展を見据えて最新の眼科医療を提供するべく、大学クラスの高精度な設備機器を完備し、常に最新の知見や技術を取り入れるなど医療設備の刷新を心がけているという。
 当グループは、2014年、高槻市に網膜剥離や白内障の日帰り手術などの最新治療を提供する「おおしま眼科クリニック」の開院を皮切りに、2016年、同市に多焦点レンズに特化した白内障手術や眼瞼下垂などの眼形成手術を提供する「おおしま眼科宮田町クリニック」(旧かわさき眼科クリニックより名称変更)を開院。続いて2018年、八尾市に小児の近視治療と白内障・網膜硝子体疾患の日帰り手術に特化した「おおしま眼科池本クリニック」を開院させた。網膜硝子体手術や白内障手術分野おけるトップサージャンの一人である大島理事長指揮のもと、特に小児眼科を得意とする池本淳子院長と緑内障を得意とする溝口晋院長、白内障手術の豊富な経験と各専門分野のエキスパートである両医師が加わり患者のニーズに幅広く対応している。日本眼科学会認定眼科専門医5名、視能訓練士9名、手術に精通した看護師6名が診療・検査・手術看護に従事しており、更に手術の際には専属の麻酔科医が立会いのもと、点眼麻酔や前房内麻酔などの全身への負担が少ない局所麻酔を行いつつ、希望患者には鎮静効果の高い笑気麻酔を併用して不安や緊張の軽減を図りながら様々な眼科疾患における日帰り手術を実践している眼科手術のプロ集団だ。
豊富な経験と高い技術力で
中核的役割を担い地域医療へ貢献
ベトナムのフエで行われた海外眼科医師指導プログラムにて手術指導(2016)

フィレンツェで開催された網膜硝子体学会(FLORetina)にて行われた手術ライブ後の記念撮影(2019)
 「より良い治療を行うには、患者様への丁寧な説明と患者ご自身の治療に対する理解と同意を得ること(インフォームド・コンセント)がとても大切です。患者様目線で考えた取り組みを積極的に実践することで、治療への理解を深め患者様に寄り添った質の高い眼科医療の提供を目指しています」と大島理事長は語る。手術時の麻酔科医師によるモニタリングや笑気麻酔の導入など「手術に対する不安を少しでも軽減させたい」という心遣いと実践的な取り組みが、患者と医師の深い信頼関係を成り立たせている要因の一つだ。
 「これまで培ってきた知識、経験、技術を生かして、如何に良く見えるかという〝見える質〟を極めることが我々の使命です」大島理事長は、大阪大学医学部附属病院や京都大学再生医科学研究所、大阪府下の基幹病院を中心に眼科の基礎研究や臨床に取り組み続けてきた。現在、国内のみならず海外からも頻繁に招聘されるなどグローバルに活躍しながら、その豊富な経験と実績を生かし、当グループの難治性疾患の手術を全て大島理事長が自ら執刀することで、地域に密着した中核的な役割を担う医療機関へと発展させてきた。2014年2月の開院以来、2019年12月末までのわずか約6年間で約13,000件を超える眼科日帰り手術を行っている。「当グループの手術の半数近くは他院からの紹介です。『手術のクォリティー』に対して地域の患者様や先生方からの高い信頼を得られたことが要因です。これからも地域の先生方と密な連携を図りながら、患者様の視力回復の『質』を極める眼科手術を継続していきたいと考えています」と大島理事長は語る。とりわけ、多くの眼科疾患の中で専門性が高く緊急性を要する網膜剥離の手術については、実にその約8割が病院を含む他の医療施設からの紹介患者だという。
出血少なく感染症リスクも軽減
極小切開の日帰り白内障手術
中国・青島にて中国眼底疾患学会のシンポジウムにて最新の網膜硝子体手術について講演(2017)

 「白内障の平均手術時間が4~5分と極めて短いことが当院の特徴の一つです。創口幅がわずか約2・2㎜の極小切開無縫合手術を実施しておりますので、出血や痛みはほとんどないことはもちろんですが、炎症や感染のリスクも大幅に回避できます。手術侵襲が低いと術後の視力回復も早いので、手術の翌日から普段通りの日常生活を送って頂くことが可能であり、時間的・経済的な負担がかなり軽減されます。出血しない手術なので、不整脈や心疾患のために抗凝固剤を休薬できない患者様にも問題なく手術を受けて頂けます」角膜混濁眼の白内障手術の新しい手術手技の開発者としても知られている大島理事長には、関西圏に限らず全国から様々な難症例も紹介されてくるという。当グループでは、2019年1月〜12月までの1年間の白内障手術2785例のうち388例(14%)が多焦点眼内レンズの症例だという。「一人ひとり異なる症状や適性を見極め、その方のライフスタイルに合ったより良いレンズを選択することが重要です。そのため、単焦点眼内レンズだけでなく、老眼治療にも有効な二焦点や三焦点の多焦点眼内レンズや、乱視矯正に用いる眼内レンズも含めて、複数のレンズの種類を適応に応じて、積極的に導入しています。」
27ゲージの極小切開硝子体手術
無縫合で日帰り手術も可能に
東京にて開催された第26回網膜硝子体講習会にて講演(2019)
 現在、世界規模で実用化されている最新の硝子体手術27ゲージ(0・4)無縫合小切開手術システムの開発者である大島理事長は、全国でも先駆けて最新の3Dデジタル観察システムによる手術を試験導入するなど、眼科医療の世界をリードしている。高度な医療チーム体制の確立を図り、黄斑前膜や黄斑円孔のような疾患のみならず、より専門性の高い網膜剥離や糖尿病網膜症などの重症疾患に対しても日帰り手術を可能にしている。2014年2月から2019年12月までに行った448例の網膜剥離初発例の日帰り手術では、初回復位率が97%、最終復位率が100%と全国トップレベルの症例数と治療成績を誇る。
小児眼科に精通する女性医師
眼瞼下垂手術など眼形成手術にも対応
おおしま眼科池本クリニック
院長 池本 淳子

いけもと・じゅんこ
2001年福井大学医学部卒業後、京都府立医科大学眼科学教室入局。02年京都府立医科大学付属北部医療センター。03年宇治徳洲会病院。04年山形井出眼科病院。05年済生会滋賀県病院医長。09年京都中部総合医療センター医長。13年東近江市立能登川病院主任部長。18年より現職。日本眼科学会認定眼科専門医

 国内でも数少ないクリニックベースで小児眼科の専門的治療を行う、八尾市のおおしま眼科池本クリニックの池本院長は、小児の斜視・弱視治療だけでなく近視抑制治療(低濃度アトロピン点眼やオルソケラトロジー)などや、複数の大学の基幹病院や眼科専門病院で白内障手術や眼瞼下垂などの眼形成手術を行ってきた。「生まれたばかりの赤ちゃんは殆ど遠視です。身体の成長とともに眼球も成長を遂げ正視になりますが、強い屈折異常が続くと網膜に焦点が合わない状態が継続し、はっきりとした映像の刺激が受けられないと弱視になる危険性があります。そのため早期発見・早期治療が重要です」と語る池本院長は、自らも小さい頃に近視が進行したことや出産や子育ての経験を通し、細やかな診療を行っている。
 まぶたが下がる、眼が開けづらいなど、外見にも影響を及ぼす眼瞼下垂で悩む女性も多い。同院では、眼形成のエキスパートによる炭酸ガス(CO2)レーザーを用いた眼瞼手術のため、術中の出血がほとんどなく、術中・術後とも眼瞼の腫れや痛みを最小限にとどめることができるので、術後の回復が早く、QOL向上にもつながっている。
性質と特徴を踏まえた
より効果的な近視治療の選択
おおしま眼科宮田町クリニック
院長 溝口 晋

みぞぐち・しん
医学博士。2009年高知大学医学部卒業後、和歌山県立医科大学附属病院初期臨床研修。11年和歌山県立医科大学眼科学教室入局。和歌山県立医科大学大学院(博士課程)。12年海南市民病院。13年和歌山県立医科大学眼科学教室学内助教。17年和歌山県立医科大学附属病院紀北分院助教。19年より現職。日本眼科学会認定眼科専門医

 高槻市のおおしま眼科宮田町クリニックの溝口院長は、大学病院や地域の基幹病院にて白内障のみならず、緑内障や加齢黄斑変性などの難治性疾患を中心に研鑽を積み、若くしてさまざまな眼科疾患に対する正確な診断力と高い技術力を習得したことで、大島理事長に嘱望された逸材だ。現在、オルソケラトロジーなどの学童期の近視治療にも力を入れている。「就寝時に特殊コンタクトレンズを装用して角膜の形状を抑制して裸眼視力の回復を図る、学童期の近視進行抑制に有効な治療です」と溝口院長は語る。また、当グループ全体で20歳以上の若年者に対しレーシックに代わる新しい近視矯正手術の眼内コンタクトレンズ(ICL)を積極的に行っている。強度近視や結膜アレルギーなどで従来のコンタクトレンズができない場合でも治療でき、術後翌日から裸眼視力が改善されるのが大きな利点のひとつだ。

早期治療が結果を左右
40歳以上は定期的な検査が必要
 緑内障や糖尿病網膜症など、失明へとつながる危険性がある病気は40代を過ぎると発症リスクが高まる。「早期発見・早期治療が重要です。眼圧測定や視野検査によるスクリーニングを定期的に受けることが大切、ベストな治療が行えるよう患者様と一緒に考えます」と溝口院長は語る。

 
 

教育講演と手術ライブを世界へ発信
海外からも患者が来院
インド・アフメダバードにて手術ライブ指導(2016)

ウェブ形式の国際学会講演(コロナ禍時代の新しい講演様式)(2020)

 大島理事長は、アメリカ、ドイツ、ベルギー、スペイン、シンガポール、オーストラリア、ロシア、中国、さらにはエジプトなど世界を舞台に、白内障や網膜疾患分野での教育講演と手術ライブによる技術指導を行うなど、眼科医療界の発展を目指した後進の育成にも注力しており、医師同士の評価によって選ばれる「Best Doctors in JAPAN」に4期連続で選出されている。海外での知名度と英語や中国語も堪能な大島理事長の手術を求め、シンガポール、香港、フィリピン、台湾など海外からも定期的に患者が来院するなど、インバウンドの患者紹介も少なくないという。「コロナ禍の中、世界中を飛び回ることがなくなりましたが、相変わらず海外からの招聘講演をウェブセミナー形式で深夜まで精力的に行っております。当グループは、多くの患者様へより良い眼科医療の提供を目指し、これからも進化し続けていきます」と大島理事長は抱負を語った。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

※内容は2020年11月26日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください


当医療グループのコロナ感染対策
院内には室内開放および空気清浄機による換気のみならず、オゾンガス発生装置を導入、銀イオンプロコートによる除菌・抗菌、患者およびスタッフ全員のマスク着用、アルコール消毒、来院入室時の検温と問診などを積極的に行っており、コロナ感染防止対策認定クリニックになっております。

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医療機関情報
施設名 おおしま眼科クリニック
フリガナ オオシマガンカクリニック
TEL 072-676-8900
住所 大阪府高槻市西冠1-12-8
ホームページはこちらから(別ウインドウ)

【休診日】水曜、土曜午後、日・祝

 
 

医療機関情報
施設名 おおしま眼科池本クリニック
フリガナ オオシマガンカイケモトクリニック
TEL 072-975-6011
住所 大阪府八尾市桜ヶ丘1-10-2 桜ヶ丘クリニックビル2F
ホームページはこちらから(別ウインドウが開きます)

【休診日】火曜午後、土曜午後、日・祝

 
 

医療機関情報
施設名 おおしま眼科宮田町クリニック
フリガナ オオシマガンカミヤタチョウクリニック
TEL 072-690-75404
住所 大阪府高槻市宮田町1-29-18 たかつき宮田町ビル3F
ホームページはこちらから(別ウインドウが開きます)

【休診日】木曜午後、土曜午後、日・祝