おおつき・まさのり
1997年、京都府立医科大学卒業。京都府立医大附属病院、井出眼科病院、京都第二赤十字病院、二本松眼科病院を経て2014年、おおつき眼科開院。
日本眼科学会認定眼科専門医
低侵襲の網膜硝子体手術で
網膜剥離の日帰り手術に対応
高度な最新医療機器を完備したオペ室にて専門的治療を行う

多種多様な眼科治療を豊富な経験を生かして行う
 大槻勝紀院長が通院に負担がないようにと駅前立地にこだわり、JR総武線・亀戸駅前に「おおつき眼科」を開院させたのが2014年。現在、そのアクセスの良さから地域住民だけではなく、JR線やバスを使って通院する遠方からの患者も多い。
 同院の患者の7割は50歳以上。白内障や糖尿病網膜症、それらの疾患の前症状ともいえる目のかすみや視力の低下、飛蚊症を訴えて来る患者が目立つという。
 「網膜剥離は、ボクサーなどが目を打撲することで発症する『外傷性網膜剥離』がよく知られていますが、これは日常診療ではむしろまれな事例です。実際には、加齢とともに目の中にある硝子体というコラーゲンが縮んで網膜から剥がれてくる(後部硝子体剥離)のですが、その際にその硝子体が網膜から上手く剥がれずに網膜を引っ張って網膜が破れてしまうことが原因の網膜剥離が多いです。つまり、誰でも起こる後部硝子体剥離という加齢現象に、網膜と硝子体のくっつきが強いところがあるという体質によって発症するのです。後部硝子体剥離は、50代、60代に起こりやすく、飛蚊症や進行する視野狭窄があれば早めに眼科で検査を受けることをお勧めします」と大槻院長は注意を促す。
 網膜剥離の場合、網膜の中心にあり、視力を司っている「黄斑部」に剥離が及ぶと手術をしても視力低下やゆがみの症状が残りやすくなります。そこで早期治療が求められるため、同院では来院したその日のうちに緊急で網膜硝子体手術をすることもあるというが、そうした迅速な医療体制を可能にしているのが、充実した設備、そして経験豊富な大槻院長と院長の思いを理解して柔軟に対応できるスタッフの存在だ。
 「網膜裂孔は、外来で簡単にできるレーザー治療で対応できるケースもありますが、裂孔から網膜の下に水が入って網膜剥離が進んでしまうと手術室での観血的な網膜硝子体手術が必要になります」と大槻院長。
 同院で行なっている網膜硝子体手術はスリーポート術と呼ばれるもので、眼球の壁に照明用、硝子体を切除するためのカッター挿入用、眼球の内部に灌流液を注入するための3つの小さな穴をあけて眼内の出血や濁りを硝子体と共に除去し、そこから網膜に対する治療を行う。局所麻酔で行われ、症状により違いはあるものの1~2時間の手術時間を要するが、日帰り手術で対応しているという。網膜硝子体手術は、近年低侵襲の手術が主流で、同院でも穴の大きさを27ゲージ(0・4㎜)に抑えた低侵襲の手術を行なっている。
通常の白内障手術はもちろん
多焦点レンズから難治性白内障の
手術まで対応している
 通算執刀件数が1万5000件※と、手術件数で最も多いのが白内障手術だ。白内障手術で眼内レンズを入れる場合、同院では単焦点レンズだけではなく、遠近に対応した多焦点レンズや、そこに中間視力を加えた3焦点レンズにも対応しているほか、進行した白内障やチン小帯断裂などのハイリスク白内障、脱臼といわれる眼内レンズがずれてしまった場合の手術にも対応している。
 「通常の白内障の手術の場合、手術時間はほとんどのケースで5~10分で終わります。ほとんど視力が失われた末期の白内障、水晶体がぐらぐらになっているハイリスク白内障などの重症例、脱臼した眼内レンズの取り出しや眼内レンズの強膜固定など、時間がかかることもありますが、白内障のあらゆるケースに対応可能です」
失明を防ぐことができれば
患者を支える家族の人生も変わる
白をベースにした雰囲気で落ち着いた院内
 現在同院には、大槻院長を頼って網膜剥離や糖尿病網膜症で失明寸前の患者が最後の拠り所として来院するケースも少なくないという。
 「増殖糖尿病性網膜症で治癒の見込みがないと言われ、治療を諦めて7~8年放置した状態で、当院には障害者手帳発行のための書類取得目的で来院された方がいらっしゃいました。老々介護で旦那様がつきっきりの状態でしたが、ERGという機械で網膜の反応を調べてみると機能していることが分かったので、当院で手術を行ったところ、その方は失明を免れ、現在では自立した生活を送ってらっしゃいます。また、つい先日も息子さんがほぼ失明状態でお父様に付き添われて来られた方がいらっしゃいましたが、こちらは難治性の増殖硝子体網膜症の網膜剥離と重症の白内障で、当院で手術をして今は一人で生活できるようになっておられます。網膜硝子体手術は低侵襲手術が可能になったとはいえ、高度で難しい医療に変わりはなく、技術や経験と最新の手術機械が必要になりますが、それに加えて患者さまやご家族を助けてあげたいと思う強い気持ちが難しい状況を乗り越える支えになります」
 こうした網膜疾患の重症のケースだけではなく、白内障の手術の場合も5分、10分の手術で見える世界がガラリと変わると大槻院長は訴える。
 「当院では多様な治療の選択肢を用意しており、患者さまがライフスタイルに合わせて最適な選択ができるお手伝いをさせていただいています。視力の低下や失明は、ご本人の人生だけではなく、支えるご家族の人生も大きく変えてしまいます。だから決して治療を諦めず、出来るだけ早期に治療を受けてくださいと、1人でも多くの方にお伝えしたいですね」と、大槻院長は熱く語ってくれた。

※1998年10月~2020年10月

 

※内容は2020年11月26日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

 

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医療機関情報
施設名 おおつき眼科
TEL 03-6807-0638
住所 東京都江東区亀戸5-3-2 サンタモニカ亀戸2F
ホームページはこちらから(別ウインドウ)

 

診療時間
9:30〜12:30
15:00〜18:30