もり・しゅんいち
1993年、愛媛大学医学部卒業。フジ虎ノ門整形外科病院整形外科、帝京大学溝口病院整形外科、JAさいたま厚生連幸手総合病院整形外科診療部長、鎌ヶ谷総合病院脳神経外科脊椎センターセンター長を経て、2013年より現職。
日本整形外科学会認定整形外科専門医
1993年、愛媛大学医学部卒業。フジ虎ノ門整形外科病院整形外科、帝京大学溝口病院整形外科、JAさいたま厚生連幸手総合病院整形外科診療部長、鎌ヶ谷総合病院脳神経外科脊椎センターセンター長を経て、2013年より現職。
日本整形外科学会認定整形外科専門医
ＪＲ八王子駅南口から徒歩10分の場所にある、入院、手術中心の脊椎疾患の専門施設「八王子脊椎外科クリニック」。脊椎に特化した高い技術と高度な専門知識で、近隣のみならず全国から患者が訪れている同クリニックの取り組みについて、森俊一院長にお話を伺った。
患者のライフスタイルに合わせた
オーダーメイドの医療を提供
オーダーメイドの医療を提供
同クリニックは２０１３年の開院以来、頸椎から腰椎まで脊椎疾患の治療を専門に行っている。脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、靭帯骨化症、すべり症、分離症、成人脊柱変形、圧迫骨折や脊椎外傷等、脊椎の幅広い症例の診療を行っている。さらに「外科」を標榜しているだけにこれに関して自信を持っており、手術を中心に治る治療を心掛けていることが大きな特徴のひとつだ。
その一方、「例えば椎間板ヘルニアの場合、適切な保存治療を行って３〜４か月様子を見ることで回復するケースが実は多い。そのため当クリニックでは、決して不必要な手術は勧めません」と語るのは、自身も日々第一線で治療を行っている森院長だ。
そして保存治療の継続か手術かを見極めるポイントにしているのは、患者のライフスタイル、そして症状の 不可逆性変化 だという。
「同じ症状であっても、日常生活に支障がなければいいという人と、仕事も趣味も、これからもっと楽しんでいきたいという人では治療の選択肢は異なってきます。あとは不可逆性変化ですね。現時点で排尿障害、排便障害、重度の歩行障害や筋力低下がある方はもちろん、今後起こり得る可能性があると判断した場合には、治療機会の損失を起こさないためにも、患者さんに丁寧に状況を伝え、手術を含めた積極的な治療の必要性について説明しています」と森院長は語る。
その一方、「例えば椎間板ヘルニアの場合、適切な保存治療を行って３〜４か月様子を見ることで回復するケースが実は多い。そのため当クリニックでは、決して不必要な手術は勧めません」と語るのは、自身も日々第一線で治療を行っている森院長だ。
そして保存治療の継続か手術かを見極めるポイントにしているのは、患者のライフスタイル、そして症状の 不可逆性変化 だという。
「同じ症状であっても、日常生活に支障がなければいいという人と、仕事も趣味も、これからもっと楽しんでいきたいという人では治療の選択肢は異なってきます。あとは不可逆性変化ですね。現時点で排尿障害、排便障害、重度の歩行障害や筋力低下がある方はもちろん、今後起こり得る可能性があると判断した場合には、治療機会の損失を起こさないためにも、患者さんに丁寧に状況を伝え、手術を含めた積極的な治療の必要性について説明しています」と森院長は語る。
安心、安全な手術を提供するために
最新の医療設備を導入
最新の医療設備を導入
脊椎には脊髄や馬尾神経、またそこから枝分かれする神経根など神経が集中しているだけに、脊椎疾患はデリケートな病気と言える。そのため、手術に際しては何よりも安全性が重視される。「最大限安全、安心な手術を提供するためには、こうした手術の安全担保につながる設備は必要不可欠なものだと考えています」と森院長が語るように、同クリニックでは、術中ナビゲーションシステム、神経モニタリング、リアルタイムに高精度な３Ｄ画像を確認しながら手術することを可能にした可動式のレントゲン、ＣＴであるＯ─ａｒｍ（オーアーム）など、最新の手術設備を整えている。
そして術式として、脊柱管狭窄症や変性側弯症等に対してＭＩＳｔ（脊椎最小侵襲安定術）と呼ばれる、従来の術式と比較して筋組織に対するダメージが少ないため患者負担が軽減される低侵襲の手術も積極的に導入している。その一方、決して傷口が小さいだけと考えられる低侵襲の術式だけに固執はしないとも森院長は語る。
「ＸＬＩＦ、ＯＬＩＦ（側方アプローチ椎体間固定術）のように、体の側面からアプローチする手術は、従来の後方アプローチと比較して出血量を低下させ、脊椎変形の矯正も容易になるというメリットがあります。しかし手術の目的はあくまで疾患の根治です。低侵襲にこだわるあまり根治にいたらないのであればそれは本末転倒です。そのため一つのアプローチに固執せず、症状や患者さんの体型などに合わせて使い分けを所属する全ての医師ができる点も、当院の手術の特徴です」
そして術式として、脊柱管狭窄症や変性側弯症等に対してＭＩＳｔ（脊椎最小侵襲安定術）と呼ばれる、従来の術式と比較して筋組織に対するダメージが少ないため患者負担が軽減される低侵襲の手術も積極的に導入している。その一方、決して傷口が小さいだけと考えられる低侵襲の術式だけに固執はしないとも森院長は語る。
「ＸＬＩＦ、ＯＬＩＦ（側方アプローチ椎体間固定術）のように、体の側面からアプローチする手術は、従来の後方アプローチと比較して出血量を低下させ、脊椎変形の矯正も容易になるというメリットがあります。しかし手術の目的はあくまで疾患の根治です。低侵襲にこだわるあまり根治にいたらないのであればそれは本末転倒です。そのため一つのアプローチに固執せず、症状や患者さんの体型などに合わせて使い分けを所属する全ての医師ができる点も、当院の手術の特徴です」
診察室での会話の中に
治療のヒントが隠れている
治療のヒントが隠れている
豊富な経験を活かして傷口が小さく低侵襲にて行う
森院長が最も大切にしているもの、それは日々の診療だという。
「人は意外と、ご自身の体のことがよく把握できていません。そして高齢者の方も多いので、どこがどのように痛いのかを的確に表現するのが難しい場合もあります。そこで診察室では、できる限り話しやすい雰囲気を作り、患者さんからいかに主訴を引き出すことができるかを常に意識しています。病名の確定や治療方針の決定は、当然ながら画像だけで診断するものではありません。診察室で交わされる患者さんとの会話の中にこそ、大切なヒントがたくさん詰まっています」と森院長は会話の大切さについて語る。
「人は意外と、ご自身の体のことがよく把握できていません。そして高齢者の方も多いので、どこがどのように痛いのかを的確に表現するのが難しい場合もあります。そこで診察室では、できる限り話しやすい雰囲気を作り、患者さんからいかに主訴を引き出すことができるかを常に意識しています。病名の確定や治療方針の決定は、当然ながら画像だけで診断するものではありません。診察室で交わされる患者さんとの会話の中にこそ、大切なヒントがたくさん詰まっています」と森院長は会話の大切さについて語る。
今後は後輩の育成にも尽力したい
「外来では毎日のように、教科書には載っていないような多くのことを患者さんから学ばせてもらっている」と語る森院長だが、日々痛み、しびれを感じながらもなかなか受診しない人に対しては「我慢は美徳でない」と伝えたいという。
「かなり重症になってから来院される患者さんも多いのですが、適切なタイミングで適切な治療を受けないと、その後生涯に渡って生活の質を落とすことになってしまう方もいます。痛み、しびれ、筋力低下があれば我慢せずにとにかく一度は医療機関の受診をおすすめします」
手術だけではなく、患者との接し方という面でも学ぶことが多い森院長を慕う後輩医師は多い。今後は後進を育成し、痛みに悩む患者をひとりでも多く笑顔にするために、新病院の建設プランも進んでいるという。毎日患者に接するのが楽しいと語る森院長の忙しい日々は、まだまだこれからも続きそうだ。
「かなり重症になってから来院される患者さんも多いのですが、適切なタイミングで適切な治療を受けないと、その後生涯に渡って生活の質を落とすことになってしまう方もいます。痛み、しびれ、筋力低下があれば我慢せずにとにかく一度は医療機関の受診をおすすめします」
手術だけではなく、患者との接し方という面でも学ぶことが多い森院長を慕う後輩医師は多い。今後は後進を育成し、痛みに悩む患者をひとりでも多く笑顔にするために、新病院の建設プランも進んでいるという。毎日患者に接するのが楽しいと語る森院長の忙しい日々は、まだまだこれからも続きそうだ。
※内容は2022年1月31日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
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| 医療機関情報 | ||
|---|---|---|
| 施設名 | 八王子脊椎外科クリニック |  |
| TEL | 042-655-5566 | |
| 住所 | 東京都八王子市万町173-1 | |
| 公式Webサイト（別ウインドウ） | ||
| 診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 9:00〜11:30 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ／ | ／ |
| 14:30〜17:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ／ | ／ |