たかはし・こうだい
2010年、日本大学医学部卒業。同年、日本赤十字社医療センター外科。12年、東京大学医学部附属病院心臓血管外科。同年、新東京病院心臓血管外科。13年、新東京病院外科。16年、メディカルトピア草加病院。
日本外科学会認定外科専門医
日本消化器外科学会認定消化器外科専門医
東武伊勢崎線谷塚駅から徒歩3分にある、埼玉県草加市のメディカルトピア草加病院。2020年10月から埼玉県で先駆けて減量外科治療を開始した。注目されている減量外科治療の一つ「腹腔鏡下スリーブ状胃切除術」の一翼を担っているのが、高橋昂大医師だ。BMIが高く減量に悩む患者に寄り添ったケアや、2022年の春から開始予定の「内視鏡的スリーブ状胃形成術」についても話を伺った。
患者のライフスタイルに合わせた
低侵襲で整容性の高い減量外科治療を実施
 近年、肥満が原因で、糖尿病をはじめとする生活習慣病の悪化や合併症(心筋梗塞、脳梗塞、失明、透析など)や不妊に悩む患者が増加している。低侵襲で整容性の高い、腹腔鏡下手術の先駆者として知られているメディカルトピア草加病院では、2014年に保険適用となった減量外科治療「腹腔鏡下スリーブ状胃切除術」をいち早く導入している。
 患者は、20代から60代と幅広く、一人ひとりの症状やライフスタイルを考慮し、その方に合った、より適した治療を行っているという。「通常6つの孔から手術器具を入れて治療を行いますが、当院では早期回復・早期社会復帰を目指し、4つの孔だけで治療を行っています。手術時間も1時間半〜とできるだけ短くすることで、身体への負担を軽減しています」と語る高橋医師は出来る限り傷跡を残さない低侵襲治療を実践しているという。
内視鏡的スリーブ状胃形成術を導入
減量したい人を全力でサポート
切らない減量外科治療を提供する
 同院では、今年の春から更なる低侵襲化を図り、新たに「内視鏡的スリーブ状胃形成術」を導入する予定だ。内視鏡カメラを使用し、特殊な縫合器具により胃を内側から縫い縮める治療で、大きくなっている胃を約70%も小さくすることが出来る画期的治療法だ。これまでのように、お腹に孔をあけて胃を切る必要がないため、腹部表面に傷跡が出来ないのも大きな利点の一つだという。
 治療後は胃が小さくなるため、自然に食事量を減らす事ができ、無理なく効果的に体重を減らすことが期待できる。「手術で傷跡が残るのを嫌な患者さまは多くいらっしゃいます。今後は内視鏡的スリーブ状胃形成術を導入し、今まで以上に低侵襲を心がけ、減量をしたい方をサポート出来るようにしたいです」豊富な経験と高い技術力が要求される治療法だが、患者に対し更なる身体的負担軽減が図れるとして、積極的に治療提供実現に向け奮闘しているという高橋医師。
肥満は一つの「病気」
これからの人生のためにも早めに治療の選択を
 肥満は、自分の生活環境の乱れ、自己責任とよくいわれているが、肥満気味で実際に年齢を重ねて病が発覚し、初めて訪れる患者も多いという。「肥満は病気です。だからこそ早い段階で医療機関に頼ってほしい。当院は、手術が怖い方でも安心していただけるよう2週間超低カロリーダイエット減量入院も完備していますのでぜひ相談してほしいです。肥満は、自分一人の問題ではないです。自分一人で頑張りすぎないでください」と高橋医師は、豊かな人生を送るためにも早期治療が大切と優しく語ってくれた。

 
 
 
 
 

※内容は2022年1月31日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

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医療機関情報
施設名 メディカルトピア草加病院
TEL 048-928-3111
住所 埼玉県草加市谷塚1-11-18
公式Webサイト(別ウインドウ)

 

診療時間
9:00〜13:00 9:00〜13:00
14:00〜17:30