あさおか・たけはる
2011年、東京大学医学部卒業。13年、東京大学医学部眼科学教室。14年、出田眼科病院。17年、東京警察病院。20年より現職。日本眼科学会認定眼科専門医
東武アーバンパークライン・新柏駅から徒歩約7分の場所にある名戸ヶ谷病院。高精度な医療機器を完備し、白内障、網膜硝子体疾患、緑内障に対する手術治療を中心とした診療を行っている。今回、増え続ける白内障患者に対し高度な白内障手術を行っている浅岡丈治眼科部長へ同院の取り組みについて話を伺った。
最新の医療機器を導入し
高度な眼科医療を提供
豊富な経験と高い技術力で高度な眼科手術を実施
 長年、地域医療を支え続けている名戸ヶ谷病院。特に眼科には、眼の不調を抱える60代以上の患者が多く、検査すると白内障に罹患しているケースが殆どだという。
 「当院では、様々な症状に対応するため高精度な医療機器を完備しています。術後の状態を考慮し、手術の早さだけでなく丁寧な手術を行う事が第一だと考えています」と語る浅岡丈治眼科部長は、白内障手術を片眼約5分というスピードで実施し、高い技術力を要する網膜硝子体疾患の手術も行っている。更に、難症例や合併症にも対応できる体制も整えており、最高齢で99歳の白内障患者に対する手術を実現させた例もあるという。
患者のライフスタイルを重視し
より適したレンズを選択
症状を的確に見極めるため丁寧に診察を行う浅岡部長
 白内障手術では、濁った水晶体を超音波で砕いて吸い取るため、代わりに眼内レンズを入れる必要がある。眼内レンズは、焦点距離の数によっていくつかの種類がある。保険適用の単焦点レンズの場合、術後も異なる焦点位置を見る時にメガネが必要になってしまうが、複数のポイントに焦点を合わせることができる多焦点レンズは、術後老眼鏡や近視用メガネの依存を軽減することができる。
 「術後、快適に過ごしていただけるよう、主に3焦点レンズを適用しています。手元・中間・遠方に焦点を合わせられるため、眼鏡をかける必要が殆どありません」しかしその一方で、3焦点レンズにも夜間に光がにじむ、眩しく感じるなどの側面がある。そのため浅岡部長が大切にしているのが、患者のライフスタイルをよく聞くことだという。
 「長距離ドライバーの方には別のレンズをご紹介するなど、職業やライフスタイルに合わせて、より良いレンズを適用しています。手術前にご本人だけではなくご家族にもヒアリングするなど、患者さまの生活の様子をよく知り、レンズについて理解していただけるよう少なくとも2回以上ご説明しています」また同院では、経済的負担軽減を図り、眼内レンズ代のみを自由診療として扱う『選定療養』にも対応するなど様々な対策を講じている。
治療体制の更なる充実を図り
多くの方々へ見える喜びを
スタッフが一丸となり患者一人ひとりに
細やかに対応
 同院では近隣クリニックと連携し、手術のみを請け負うことで術後患者が従来の担当医のもとへ通院できる体制を構築している。また将来的に、ベッドを備えたリカバリールームや待合室の拡大など更なる充実を図り『日帰り手術センター(仮名)』を開設予定だという。「白内障の手術を受けられた患者さまの多くが、もっと早く手術すれば良かったとおっしゃいます。重症化すれば手術の難易度も上がりますから、気になる症状があれば、一度受診していただきたいです」と浅岡部長は早期治療の大切さを強調した。

 
 
 
 
 

※内容は2023年7月31日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

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医療機関情報
施設名 名戸ヶ谷病院
TEL 04-7167-8336
住所 千葉県柏市新柏2-1-1
公式Webサイト

 

診療時間
平日 9:00〜12:00 12:30まで
平日 14:00〜17:00


【休診日】土午後、日、祝