かくた・あつひと
医学博士。
2004年、東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。06年、東京慈恵会医科大学附属病院整形外科。20年、東京慈恵会医科大学附属第三病院整形外科診療医長、東京慈恵会医科大学整形外科学講座講師。23年より現職。日本整形外科学会認定整形外科専門医
閑静な住宅街が広がる小田急線の成城学園前駅から、徒歩1分の好立地に2023年1月に開院した「世田谷かくた整形外科 成城学園前院」。現在も大学病院で手術を行いながら後進育成にも尽力している角田篤人院長に膝関節の最新治療についてお話を伺った。
身体への負担が少ない
最新治療で手術回避を目指す
スタッフ全員が連携し専門性の高いチーム医療を実現している
 長年、大学病院で人工膝関節置換術や膝前十字靱帯再建術など数多くの手術を手掛けてきた角田院長。人工膝関節で痛みをとることができても、患者さんの満足度100%を得ることは難しいことから、手術になる前の予防医療の重要性を痛感したのが開院の動機だと語る。
 「当院には変形性膝関節症に悩む方が多く来院します。治療は運動療法、ヒアルロン酸注入、それでも効果が出ない場合は手術が考慮されますが、再生医療のPRP療法で手術を回避できる可能性があります」PRP療法とは患者の血液から組織の修復を促す成長因子を多く含む多血小板血漿(たけっしょうばんけっしょう)を抽出して損傷部位に注入する治療法だ。PRPには様々な種類があるが、整形外科分野では変形性膝関節症に対して関節内に直接投与する第2種、筋肉や腱、靱帯などの組織をターゲットにした第3種があり、同院ではいずれの治療も受けられる。さらに関節内への注入に対しては、PRPからさらに炎症を抑制させる働きを持つタンパク質と、軟骨を保護する成長因子を高濃度で抽出して注入する最新のAPS療法にも対応している。
 さらに同院では、足底腱膜炎やテニス肘などの疼痛性疾患に対し、集束型体外衝撃波治療も行っている。これは、1980年代より腎臓結石を粉砕するために用いられてきた治療法だが、整形外科分野では腱の痛みのある部位に衝撃波を与えることで増殖因子を放出させ、組織の再生を促す治療法として注目されている。
 「全国的に導入している医療施設は限られていますが、その治療効果の高さに驚かされています」と角田院長は指摘する。
一人ひとりに合わせた
オーダーメードの治療を提供
 「患者さんの話をよく聞くことを大切にしています。痛みの感じ方は人により異なり、何に困っているのか?何がしたいのか?まさに千差万別です。その方の目的にあった治療法が選択できるよう、リハビリから最新のものまで幅広い治療法がワンストップで提供できる体制を整えています」と角田院長は熱く語ってくれた。

 

「集束型体外衝撃波治療」自由診療(税込) 初回:16,500円 2回目以降:8,250円
※難治性足底腱膜炎の場合(保険診療)

 
 
 

※内容は2023年10月3日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

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医療機関情報
施設名 世田谷かくた整形外科 成城学園前院
TEL 03-3417-1152
住所 東京都世田谷区成城2-40-9 成城サウスサイド1F
公式Webサイト

 

診療時間
9:00〜12:30
15:00〜18:30