たかい・りょうすけ
2017年、神戸大学医学部卒業。
19年、大阪医科薬科大学整形外科を経て21年4月より現職。
大阪府・北河内地域にある枚方東整形外科病院(旧・高井病院)。整形外科を中心に関節の専門的治療を提供してきた同院は、40年もの長きに渡り人口約40万人もの枚方市の地域住民の健康を守り続けてきた。今回、高度な人工股関節置換術の「前方アプローチ」を行う高井亮輔理事長に、術式や今後の展望などについて話を伺った。
術後1週間で退院が可能
制限のない日常生活を取り戻す
最新医療機器を完備した手術室
高度な医療技術を駆使して行う
 変形性股関節症や臼蓋形成不全に対する人工股関節置換術では、後方や側方から切開を加え、傷んだ関節と人工関節を置き換えるのが一般的だ。しかし関節に辿り着くまでに筋肉や靭帯を切る必要があるため、術後の回復に時間がかかるなどの課題があった。その課題をクリアしたのが、脚の付け根の前方から切開を加える「前方アプローチ」だ。
 「皮膚の切開は約7センチで、筋肉や靭帯を傷つけずに温存できるため、術後の回復が格段に早くなります。手術時間は片側で約40分、両側で約80分です。通常、翌日から歩行訓練を開始し、1週間後には退院が可能です。術後の痛みも少ないため、リハビリにも前向きに取り組んでいただけます」と高井理事長は語る。早期に日常生活を取り戻し、趣味やスポーツを再開できる方も多く、3カ月後にテニスの大会に出場した患者もいるという。
 従来法では股関節を深く曲げた時に脱臼が起こりやすいため、正座や和式トイレの使用に制限があった。一方の前方アプローチでは同様の姿勢をとっても脱臼が起こりにくいため、特に制限はない。スポーツもむしろ推奨しているという。執刀医には豊富な知識・経験が求められるが、患者の身体面・精神面で大きなメリットが期待できる。
開院40周年を迎えた決意
一人の人生、地域を支えていく
 人工股関節は何年使えるのか、というのは患者が気になるポイントの1つだ。現在、インプラントの改善により、術後、30年経過した後も90%は適正な機能が期待できるという。「人工股関節置換術は一生に一度であるべき、というのが私の考えです。ただ、やはり若い時にこの手術を行った場合には、後々再置換術が必要になる可能性があります。その点は必ず患者さまにも説明しますし、できるだけ長持ちするよう、指導を行います」と高井理事長は語る。
 リハビリテーション科と連携し、術後はもちろん退院後のリハビリにも力を入れる。患者の人生、地域住民の健康を支えていこうという意識が強く、それは24時間365日の整形外科医常駐という体制にも表れている。19時30分まで夜診を行っているのも、部活帰りの学生や仕事帰りに気軽に受診してもらうためだ。
 「開院40周年を迎えて名称を改め、整形外科に特化した病院としてより専門性を高めていきます。近々、最新の治療機器の導入も予定しています。痛みなどの症状にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談いただき、まずは〝どんな病院なのかな〟ということを知っていただければと思います」と高井理事長は、最後に優しく呼びかけてくれた。

 
 
 

※内容は2023年12月18日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

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医療機関情報
施設名 枚方東整形外科病院(旧・高井病院)
TEL 072-858-7272
住所 大阪府枚方市津田西町1-37-8
公式Webサイト

 

診療時間
9:00〜12:00
17:30〜19:30