ひろた・かずなり
医学博士。2000年、東京大学医学部卒業。03年、出田眼科病院。05年、埼玉医科大学総合医療センター眼科。06年、虎ノ門病院眼科。07年、杏林大学医学部眼科。14年、杏林大学医学部眼科講師 。23年より現職。
出田眼科網膜硝子体フェロー修了、杏林アイセンター網膜硝子体フェロー修了、
日本眼科学会認定眼科専門医
医学博士。2000年、東京大学医学部卒業。03年、出田眼科病院。05年、埼玉医科大学総合医療センター眼科。06年、虎ノ門病院眼科。07年、杏林大学医学部眼科。14年、杏林大学医学部眼科講師 。23年より現職。
出田眼科網膜硝子体フェロー修了、杏林アイセンター網膜硝子体フェロー修了、
日本眼科学会認定眼科専門医
JR埼京線・南与野駅から徒歩2分の場所に、2012年に開業した医療法人康久会南与野たにかわ眼科。一般的な眼科診療から緊急対応を含む日帰りの網膜硝子体手術といった高度医療までを幅広く提供し、地域医療を支えている。今回は廣田手術部副院長に、同院の取り組みについてお話を伺った。
2023年より更なる進化を遂げた
南与野たにかわ眼科
南与野たにかわ眼科
2012年さいたま市で開院以降、様々な眼科医療を提供してきた南与野たにかわ眼科。本院同様、幅広い年齢層の患者が来院する同院は、全面バリアフリーにするなど高齢の方も安心して来院できる環境を整えており、高度な眼科医療の提供を目指して様々な取り組みを行っている。
同院では、高精度な医療機器を完備して徹底した検査を行っている。また、症状により適した高度な眼科手術にも対応できる組織づくりを強化しており、2023年に手術部副院長として廣田和成医師が就任したことで、更に強固な網膜硝子体手術の提供体制が整えられた。網膜硝子体手術は、眼科手術の中でも難易度の高い手術と言われているが、失明の危険性を伴う患者もいるため、緊急対応を求められることもある。
「網膜硝子体手術とは、網膜剥離に対してシリコン製のスポンジなどを眼球に縫着する強膜バックリング手術と、眼球に3ヶ所の孔をあけ、硝子体という組織を除去し、病変の治療を行う硝子体手術という2つの手術の総称です。硝子体手術では器具の大きさによって20ゲージ、23ゲージ、25ゲージ、27ゲージがありますが、当院では主に25ゲージを用いた硝子体手術を行っています。硝子体手術はここ20数年で器具に大きな進歩がみられ多くの施設で行われるようになりました。それに比例して多くの網膜剥離の治療が硝子体手術で行われるようになりましたが、中には若年者の萎縮円孔に伴う網膜剥離のように強膜バックリング手術で治療すべき症例もあり、また難症例では、しばしば2つの術式の併用が必要になります。硝子体手術の発展とともに強膜バックリング手術の施行される件数が減少傾向にあるとの統計がありますが、23年の眼科医としてのキャリアの中で強膜バックリング手術も数多く経験しており自信をもって対応できます」と語る廣田副院長は培ってきた豊富な経験から、的確に症状から術式を見極め、網膜剥離、白内障手術合併症、眼内炎、急性緑内障発作などの緊急手術にも即時に対応しているという。
同院では、高精度な医療機器を完備して徹底した検査を行っている。また、症状により適した高度な眼科手術にも対応できる組織づくりを強化しており、2023年に手術部副院長として廣田和成医師が就任したことで、更に強固な網膜硝子体手術の提供体制が整えられた。網膜硝子体手術は、眼科手術の中でも難易度の高い手術と言われているが、失明の危険性を伴う患者もいるため、緊急対応を求められることもある。
「網膜硝子体手術とは、網膜剥離に対してシリコン製のスポンジなどを眼球に縫着する強膜バックリング手術と、眼球に3ヶ所の孔をあけ、硝子体という組織を除去し、病変の治療を行う硝子体手術という2つの手術の総称です。硝子体手術では器具の大きさによって20ゲージ、23ゲージ、25ゲージ、27ゲージがありますが、当院では主に25ゲージを用いた硝子体手術を行っています。硝子体手術はここ20数年で器具に大きな進歩がみられ多くの施設で行われるようになりました。それに比例して多くの網膜剥離の治療が硝子体手術で行われるようになりましたが、中には若年者の萎縮円孔に伴う網膜剥離のように強膜バックリング手術で治療すべき症例もあり、また難症例では、しばしば2つの術式の併用が必要になります。硝子体手術の発展とともに強膜バックリング手術の施行される件数が減少傾向にあるとの統計がありますが、23年の眼科医としてのキャリアの中で強膜バックリング手術も数多く経験しており自信をもって対応できます」と語る廣田副院長は培ってきた豊富な経験から、的確に症状から術式を見極め、網膜剥離、白内障手術合併症、眼内炎、急性緑内障発作などの緊急手術にも即時に対応しているという。
患者の症状をしっかりと見極め
細やかな対応で治療を行う
細やかな対応で治療を行う
廣田副院長は日頃の診療では、標準的な治療をしっかりと、高い水準で確実に行うことを大切にしているという。
「新しい術式や機器への興味はありますが、現在学会の中で標準的とされている治療法を確実に患者さまに届けることが地域の診療所としての重要な役割だと考えています。設備も最新のものをというより、より手術を安全に低侵襲に行えるようなものを積極的に導入するよう心がけています」
術後のケアに関しても、ホームケアの方法に関する冊子を配布した上で丁寧に説明し、網膜硝子体手術後に必要な1~2週間のうつ伏せ寝のために、専用の枕の貸し出しや購入の手配などきめの細かい対応を徹底しているという。それにより、小児、精神疾患、重度の開放性眼外傷など全身麻酔が必要な症例以外はほぼ対応できる体制を構築している。
「新しい術式や機器への興味はありますが、現在学会の中で標準的とされている治療法を確実に患者さまに届けることが地域の診療所としての重要な役割だと考えています。設備も最新のものをというより、より手術を安全に低侵襲に行えるようなものを積極的に導入するよう心がけています」
術後のケアに関しても、ホームケアの方法に関する冊子を配布した上で丁寧に説明し、網膜硝子体手術後に必要な1~2週間のうつ伏せ寝のために、専用の枕の貸し出しや購入の手配などきめの細かい対応を徹底しているという。それにより、小児、精神疾患、重度の開放性眼外傷など全身麻酔が必要な症例以外はほぼ対応できる体制を構築している。
若年者でも油断は禁物・定期的な検査を
眼の疾患は、加齢により発症するものも多い。しかし若いからと油断は禁物だと、廣田副院長は警鐘を鳴らす。 「網膜剥離は高齢者に多いですが、全体の2~30%は30代以下の若年者に発症しその一部は巨大裂孔や家族性滲出性網膜症などの難症例を含みます。飛蚊症や視野欠損などの症状があればぜひ検査を受けていただきたいと思います」と廣田副院長は最後に検査の重要性を強調した。
※内容は2023年12月18日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
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医療機関情報 | ||
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施設名 | 南与野たにかわ眼科 | |
TEL | 048-859-8080 | |
住所 | 埼玉県さいたま市中央区鈴谷2-633 | |
公式Webサイト↗ |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00〜12:30 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 9:00〜13:00 | 9:00〜13:00 | / |
15:00〜18:30 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | / | / | / |
【休診日】土・日午後、祝
医療機関情報 | |
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施設名 | たにかわ眼科クリニック |
TEL | 0120-601-132 |
住所 | 埼玉県入間市東町7-14-12 |
公式Webサイト↗ |
医療機関情報 | |
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施設名 | たにかわ眼科クリニック 本庄早稲田の杜 |
TEL | 0495-24-1121 |
住所 | 埼玉県本庄市早稲田の杜3-8-16 |
公式Webサイト↗ |
医療機関情報 | |
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施設名 | こうづま眼科クリニック |
TEL | 049-248-1121 |
住所 | 埼玉県川越市岸町3-13-3 |
公式Webサイト↗ |