てらやま・ひろし
1993年、広島大学医学部卒業。
94年、中電病院。96年、松山赤十字病院。
2008年、サカ緑井病院を経て、23年より現職。
日本整形外科学会認定整形外科専門医
広島市のJR可部線・下祇園駅から徒歩6分の好立地にある野村病院。従来の医療体制に加え、高度な人工関節置換術などを行う総合病院へと進化を遂げた。その新体制の陣頭指揮を執る寺山弘志病院長に詳しく話を伺った。
高度な手術からリハビリまで
チーム医療でトータルサポート
症状や治療法など丁寧に説明し理解を深める

高精度な医療機器と専属の秘書が手術をサポート
 長年、急性期から慢性期の地域医療に貢献してきた野村病院。2023年4月人工関節センターを開設し、わずか10ヶ月で226件※もの人工股関節置換術を実施。主に股関節を寺山弘志病院長、膝関節を内藤健太整形外科部長が担当し、専門性を追求した高度な手術を提供している。
 従来の人工股関節置換術は、後方、つまり大殿筋からのアプローチがポピュラーで、25〜30㎝の切開が行われてきたが、同院では、特に身体へ負担の少ない手術に注力しており、8㎝程の切開で手術を行っているという。
 「私も以前は、後方アプローチをしていましたが術後脱臼をなくすことができず、2010年から前側方仰臥位アプローチ(MIS─ALSA)を取り入れました。筋肉の間から股関節に侵入できるので、関節包や靭帯も温存できます。術後、以前と同様に脚を上げられるようになり、クラシックバレエの指導を続けている患者さまもいます」と寺山病院長は語る。既存の股関節に近い状態で人工関節を設置することができるため脱臼リスクが少なく、転んで骨折しないことだけ注意すれば、正座や和式トイレの使用などの制限もないという。また、術後回復も早く、状態によっては翌日からリハビリを始めることも可能だ。院内に完備されたリハビリ室では、スタッフ達が団結し、スムーズな連携で機能回復を目指す。
患者一人ひとりに適した人工関節を
見極める「インプラントソムリエ」
専門スタッフによる細やかなリハビリを提供
 「関節包や靭帯の温存に次ぐ段階として、症状に合せてバランスのいい切開を行い、人工関節も個々に合わせてコーディネートします。人工関節は素材や耐性が向上し、バリエーションも増えました。当院では一人ひとりの骨質や活動性に合わせて、開発者の意図や特質性を見極め、7~8社のメーカーから適したインプラントを採用しています」と自身をインプラントのソムリエのようだと語る寺山病院長は、これまで培ってきた豊富な経験を活かし、より良い治療提供に尽力している。他にも、手術説明やリハビリのイメージ動画が見られる質問対応も可能なアプリを導入するなど、患者本位の取り組みを積極的に行っているという。ただし必ずしも手術は勧めない。自分が納得できる治療を選んでほしいと強調する。
 「人工股関節置換術は、その選択肢の一つです。股関節の痛みは周囲に理解されにくいもの。痛みで困っている方は、まずは相談してみてください」と優しい笑顔で語ってくれた。

 

※2023年4月~2024年1月

 
 
 

※内容は2023年2月20日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

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医療機関情報
施設名 野村病院
TEL 082-875-1111
住所 広島県広島市安佐南区祇園2-42-14
公式Webサイト

 

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