かねだ・くにかず
1989年、大阪市立大学医学部卒業後、国立大阪病院(大阪医療センター)勤務。91年、島田病院勤務。2004年、MED開始。06年、名前が金から金田に。現在、MEDで全国有数の豊富な実績を誇る。日本整形外科学会認定整形外科専門医
1989年、大阪市立大学医学部卒業後、国立大阪病院(大阪医療センター)勤務。91年、島田病院勤務。2004年、MED開始。06年、名前が金から金田に。現在、MEDで全国有数の豊富な実績を誇る。日本整形外科学会認定整形外科専門医
豊富な経験と高度な手技に習熟したスペシャリストが行う
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの脊椎内視鏡手術
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症などの脊椎内視鏡手術
低侵襲な脊椎内視鏡手術で豊富な実績を上げる
島田病院は、整形外科とリハビリテーションの運動器の分野に特化した病院として、地域密着の医療を展開している。中でも最も豊富な実績を上げているのが脊椎手術で、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などにおける内視鏡手術に定評がある。
内視鏡椎間板ヘルニア摘出術(MED)を2004年から手がけてきた内視鏡手術のスペシャリストである金田国一整形外科部長は、「内視鏡手術は2016年度で1062件を行っており、全体の57.9%を占めています」という。
MEDは、従来の手術内容をより小さい切開で安全に行うことができ、術後の痛みが少なく、手術翌日から歩けるなど、患者さんの体に負担の少ない低侵襲手術となっている。入院期間も約1週間程度と少なくて済み、仕事やスポーツへ早期に復帰できる。
もっとも、その低侵襲内視鏡手術は豊富な経験と高度な手技に習熟したドクターだからこそ可能といえるものだ。「私が最初に内視鏡手術をはじめた時は、2時間半程度かかりました。こうした手術は、1000例ほど手がければ必ず新しい発見があるもので、それから手術時間が短くなり、今では45分程度で手術を終えています」
新たな発見とは何かというと、「以前は神経の周りの血管を凝固させるのが怖くて仕方ありませんでしたが、今では積極的に凝固しています。血管を凝固させることで出血も少なく、何より視界が奇麗になるため安全に素早くヘルニアを摘出でき、手術時間もより一層短くなっています」と金田整形外科部長は言葉を続ける。手術時間の短縮は、感染症や合併症のリスク回避にもつながるという。
脊柱管狭窄症については、内視鏡下椎弓形成術や内視鏡下椎弓切除術を行う。神経周囲の余分な骨を削り、分厚くなったじんたい靱帯を切除する。これにより神経の通り道が広くなり、痛みやしびれが軽減できる。
内視鏡椎間板ヘルニア摘出術(MED)を2004年から手がけてきた内視鏡手術のスペシャリストである金田国一整形外科部長は、「内視鏡手術は2016年度で1062件を行っており、全体の57.9%を占めています」という。
MEDは、従来の手術内容をより小さい切開で安全に行うことができ、術後の痛みが少なく、手術翌日から歩けるなど、患者さんの体に負担の少ない低侵襲手術となっている。入院期間も約1週間程度と少なくて済み、仕事やスポーツへ早期に復帰できる。
もっとも、その低侵襲内視鏡手術は豊富な経験と高度な手技に習熟したドクターだからこそ可能といえるものだ。「私が最初に内視鏡手術をはじめた時は、2時間半程度かかりました。こうした手術は、1000例ほど手がければ必ず新しい発見があるもので、それから手術時間が短くなり、今では45分程度で手術を終えています」
新たな発見とは何かというと、「以前は神経の周りの血管を凝固させるのが怖くて仕方ありませんでしたが、今では積極的に凝固しています。血管を凝固させることで出血も少なく、何より視界が奇麗になるため安全に素早くヘルニアを摘出でき、手術時間もより一層短くなっています」と金田整形外科部長は言葉を続ける。手術時間の短縮は、感染症や合併症のリスク回避にもつながるという。
脊柱管狭窄症については、内視鏡下椎弓形成術や内視鏡下椎弓切除術を行う。神経周囲の余分な骨を削り、分厚くなったじんたい靱帯を切除する。これにより神経の通り道が広くなり、痛みやしびれが軽減できる。
MRI3.0テスラを導入最新機器で的確な診断を実現
的確な手術を実現するために、こだわっているのが検査の徹底だ。同院では、最新のMRI(核磁気共鳴画像法)3.0テスラを導入するとともに、CT検査や血圧検査なども行い、安全な手術に向けて細心の注意を払う。
「MRIを活用すれば、患者さんへの痛みが大きいミエログラフィー(脊髄造影)検査をする必要がありません。当院の場合、放射線技師の教育を徹底しており、読影力を高め、より高度な診断に結びつけています」
「MRIを活用すれば、患者さんへの痛みが大きいミエログラフィー(脊髄造影)検査をする必要がありません。当院の場合、放射線技師の教育を徹底しており、読影力を高め、より高度な診断に結びつけています」
動かしたほうがいいかどうか答えを出してあげるのが医師の役割
椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症とともに多いのが、慢性腰痛である。「もっとも、この病気は医者がつくっているといってもいいかもしれません。慢性腰痛の患者さんは動けないから、動かさないほうがいい、絶対に安静だというドクターが少なくありませんが、腰痛で動かなければ、一生寝たきりになるリスクも高まります。特に筋肉性の腰痛は、安静にするのではなく、動かしたほうがいいでしょう。患者さんには、よく『さびかけた自転車を修理するためには、どうしたらいいと思う?』と問いかけます。油をさして、動かさないと、自転車はさびつく一方です。慢性腰痛も同様で、正しい運動療法で痛くても動かすようにします。動かしたほうがいいか、動かさないほうがいいか、病気や状態を的確に診断して、その答えをきちんと出してあげるのが、私たちドクターの役割だと思っています」
金田整形外科部長は、リハビリテーションの重要性についても説く。「リハビリをあまり重視していないドクターがいますが、私は治療の中での3割はリハビリが占めていると思っています。リハビリは二度と脊椎を傷めないための予防策としても大事です」。椎間板ヘルニアなどの場合、1カ所だけでなく、2カ所以上に発症する患者さんが少なくないため、予防にも力を入れているという。
金田整形外科部長は、リハビリテーションの重要性についても説く。「リハビリをあまり重視していないドクターがいますが、私は治療の中での3割はリハビリが占めていると思っています。リハビリは二度と脊椎を傷めないための予防策としても大事です」。椎間板ヘルニアなどの場合、1カ所だけでなく、2カ所以上に発症する患者さんが少なくないため、予防にも力を入れているという。
※サンデー毎日 2017年4月25日 掲載
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医療機関情報 | ||
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施設名 | 島田病院 | |
フリガナ | シマダビョウイン | |
TEL | 072-953-1001 | |
住所 | 大阪府羽曳野市樫山100-1 | |
ホームページはこちらから(別ウインドウが開きます) |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
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8:30〜11:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | / | / | |
14:30〜17:00 | ◯ | / | ◯ | / | ◯ | / | / | / |