たなか・あゆむ
1992年、筑波大学医学専門学群卒業。同年、筑波大学附属病院レジデント。98年、きぬ医師会病院整形外科。2000年、国立霞ヶ浦病院整形外科。01年、北茨城市立病院整形外科科長。06年、愛知医科大学国内留学。07年、東海記念病院整形外科部長・人工関節センター長。15年、多治見市民病院整形外科部長・人工関節センター長。24年より現職。
日本整形外科学会認定整形外科専門医、
日本股関節学会評議員、
日本人工関節学会評議員
1992年、筑波大学医学専門学群卒業。同年、筑波大学附属病院レジデント。98年、きぬ医師会病院整形外科。2000年、国立霞ヶ浦病院整形外科。01年、北茨城市立病院整形外科科長。06年、愛知医科大学国内留学。07年、東海記念病院整形外科部長・人工関節センター長。15年、多治見市民病院整形外科部長・人工関節センター長。24年より現職。
日本整形外科学会認定整形外科専門医、
日本股関節学会評議員、
日本人工関節学会評議員
名古屋市から電車で約20分の好立地にある、さくら総合病院。1980年開院以来、長年にわたり地域医療を支え続け、更に股関節や膝関節疾患における治療の充実を図るため、2024年1月人工関節センターを立ち上げた。今回、田中歩整形外科部長・人工関節センター長に、同センターの取り組みについて話を伺った。
専門性の高い医療を提供すべく
股関節・膝関節に特化
股関節・膝関節に特化
股関節・膝関節の専門診療を行っているさくら総合病院では、田中歩整形外科部長・人工関節センター長自ら、患者の辛い症状に耳を傾け、セカンドオピニオンにも真摯に対応しているという。
「手術は人工股関節全置換術(THA)や人工膝関節全置換術(TKA)に限らず、重症度に股関節では骨切り術、膝関節では関節鏡手術や高位脛骨骨切り術(HTO)、人工膝たんか 単顆置換術(UKA)にも対応しています」と、田中部長は同センターの特徴を説明する。
「手術は人工股関節全置換術(THA)や人工膝関節全置換術(TKA)に限らず、重症度に股関節では骨切り術、膝関節では関節鏡手術や高位脛骨骨切り術(HTO)、人工膝たんか 単顆置換術(UKA)にも対応しています」と、田中部長は同センターの特徴を説明する。
豊富な知識と経験を活かし
負担軽減を考慮した手術を実践
負担軽減を考慮した手術を実践
同センターのTHAやTKAで特徴的なのは、セメント固定を行なっている点だ。例えばTHAの場合、人工関節は大きく分類すると股関節の受け皿の骨であるかんこつきゅう 寛骨臼に設置するカップ部分と、大腿骨に埋め込むステムで成り立っている。骨と人工関節の固定方法には、カップもステムもセメントを用いるオールセメント、セメントを用いないセメントレス、カップ、ステムのいずれかをセメント固定するハイブリッドに分類される。
「セメント固定は、術後すぐに荷重をかけても痛みが少なく、骨の形に合わせて設置できることや、術中骨折のリスクが少なく、将来的に再置換する場合でも、抜くことが容易など多くの利点があります。しかし、医師やスタッフの専門的な知識と技術の習得、また、手術室の徹底した温度管理などが必要なため、国内でセメント固定術を実施している医療機関は少数派です」
2007年よりセメント固定に注力しており、その約85%をハイブリッド、残りをオールセメントで対応していると語る田中部長は、その特徴を次のように続ける。
「再置換や骨が弱い患者さまなど、必ずセメント固定を使うべき症例が存在します。普段セメントレス固定しか行なっていない術者が難症例に際してセメント固定をするのは簡単なことではありません。そのため日頃からセメント固定を行なっている医療機関を受診すれば、術式の選択肢がそれだけ増えます」
「セメント固定は、術後すぐに荷重をかけても痛みが少なく、骨の形に合わせて設置できることや、術中骨折のリスクが少なく、将来的に再置換する場合でも、抜くことが容易など多くの利点があります。しかし、医師やスタッフの専門的な知識と技術の習得、また、手術室の徹底した温度管理などが必要なため、国内でセメント固定術を実施している医療機関は少数派です」
2007年よりセメント固定に注力しており、その約85%をハイブリッド、残りをオールセメントで対応していると語る田中部長は、その特徴を次のように続ける。
「再置換や骨が弱い患者さまなど、必ずセメント固定を使うべき症例が存在します。普段セメントレス固定しか行なっていない術者が難症例に際してセメント固定をするのは簡単なことではありません。そのため日頃からセメント固定を行なっている医療機関を受診すれば、術式の選択肢がそれだけ増えます」
早期受診で痛みから解放された
生活を楽しんでほしい
生活を楽しんでほしい
同院ではリハビリにも力を入れており、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)など100人を超える専門スタッフが在籍し、365日リハビリを行なっており、入院患者の中には1日2回リハビリに取り組むケースもあるという。
「今の人工関節は、一般的に20年以上持ちます。手術だけが治療の選択肢ではありませんが、もし手術を受けるなら、できるだけ術前の状態が良好で年齢的にも若い方が、術後の快適な生活を長く楽しめます。そうした意味でも、気になる症状があれば一度医療機関を受診していただきたいですね」と、田中部長は最後に力強くアドバイスを送ってくれた。
「今の人工関節は、一般的に20年以上持ちます。手術だけが治療の選択肢ではありませんが、もし手術を受けるなら、できるだけ術前の状態が良好で年齢的にも若い方が、術後の快適な生活を長く楽しめます。そうした意味でも、気になる症状があれば一度医療機関を受診していただきたいですね」と、田中部長は最後に力強くアドバイスを送ってくれた。
※内容は2024年12月16日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
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医療機関情報 | ||
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施設名 | さくら総合病院 | |
TEL | 0587-95-6711 | |
住所 | 愛知県丹羽郡大口町新宮1-129 | |
公式Webサイト↗ |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00〜12:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | / | / |
17:00〜19:30 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | / | / |
【休診日】日、祝 ※別途、時間外対応