もり・しゅんいち
日本整形外科学会認定整形外科専門医
日本整形外科学会認定整形外科専門医
2023年9月の開院以来、患者一人ひとりにきめ細かくパーソナルな治療の提案を行っている『博豊会東京脊椎病院』。現在、難症例患者の受け入れにも対応するなど、高い水準の医療提供を目指し様々な取組みを行っている。今回、森俊一理事長へ同院における治療の現状や医療体制、脊椎疾患の予防対策などについて詳しく話を伺った。
地域の医療機関と
「顔の見えるつながり」を模索
「顔の見えるつながり」を模索


患者一人ひとりに合わせた脊椎外科手術を実施
2023年9月、東京都足立区へ開院した博豊会東京脊椎病院。脊椎外科専門病院として難症例の患者も受け入れており、高い水準の医療提供を目指して診療環境や職員におけるホスピタリティ向上を図るなど様々な取組みを行っている。
「当院では、職種の垣根を越えたチーム医療を実践していますが、最近ではその輪を地域にまで広げて、積極的に近隣の医療機関との連携を進めており、この春には交流イベントも企画しました。実際お会いすると、電話だけではわからない部分も理解しあえます。地域の患者さまのために、今後もこうした機会を増やしていきたいと考えています」と、森理事長は同院の現状を語る。
「当院では、職種の垣根を越えたチーム医療を実践していますが、最近ではその輪を地域にまで広げて、積極的に近隣の医療機関との連携を進めており、この春には交流イベントも企画しました。実際お会いすると、電話だけではわからない部分も理解しあえます。地域の患者さまのために、今後もこうした機会を増やしていきたいと考えています」と、森理事長は同院の現状を語る。
高度な医療の提供を可能にする
最新の医療機器が充実
最新の医療機器が充実

中央前に森理事長、左から望月医師、田原医師、飯塚医師
同院では、最新の医療機器を備えて難易度の高い手術にも対応できる体制を整えている。O-armナビゲーションシステムはその代表例で、術中にリアルタイムに高精度な3D画像を確認でき、赤外線センサーを用いてナビゲーションシステムと連動できる機械だ。
脊椎固定術など、骨の掘削やスクリュー挿入などを行う位置設定を高めることができ、靭帯骨化症に対する手術においても、脊柱管の狭窄状況や神経圧迫の状況を把握しながら手術を行うことができる。
また、破裂骨折や、脊柱変形に対して脇腹部分から背骨にアプローチし椎間板を固定するXLIF、OLIF、X-coreなども、同機械に加え神経モニタリング装置や筋電図モニターを導入するなど、精度の高い手術を目指した対策を行っているという。
脊椎固定術など、骨の掘削やスクリュー挿入などを行う位置設定を高めることができ、靭帯骨化症に対する手術においても、脊柱管の狭窄状況や神経圧迫の状況を把握しながら手術を行うことができる。
また、破裂骨折や、脊柱変形に対して脇腹部分から背骨にアプローチし椎間板を固定するXLIF、OLIF、X-coreなども、同機械に加え神経モニタリング装置や筋電図モニターを導入するなど、精度の高い手術を目指した対策を行っているという。
脊椎疾患の根治を目指し
エビデンスのある術式を選択
エビデンスのある術式を選択

最近は普及が目覚ましい内視鏡手術においても、同院では腰椎椎間板ヘルニアに対する内視鏡下腰椎椎間板摘出術(MED)や全脊椎内視鏡手術(FESS)、腰部脊柱管狭窄症に対する内視鏡下腰椎椎弓切除術(MEL)を行なっている。また、日本では2023年に普及したばかりの方法で、従来の内視鏡手術よりもより小さな傷で手術を行えると言われる複数ポータル式還流型脊椎内視鏡にも対応している。しかし森理事長は、大切なのは低侵襲だけにこだわることではないと語る。
「当院での内視鏡手術の割合は、全体の2〜3割程度です。一般的に手の施しようがないとされる難症例を扱うことも多く、その場合には内視鏡を専門とするドクターも根治を目指してエビデンスのある術式を選択しているためです。当院ではカンファレンスで徹底的に術式について検討し、そこで決まった術式に長けたドクターが手術を担当します」
医師はうまくいった手術よりも、たった1%でも心残りがあった手術がより記憶に残る。そしてその1%が次の進歩につながるのだと、森理事長は医療に向き合う姿勢を熱く語る。
「当院での内視鏡手術の割合は、全体の2〜3割程度です。一般的に手の施しようがないとされる難症例を扱うことも多く、その場合には内視鏡を専門とするドクターも根治を目指してエビデンスのある術式を選択しているためです。当院ではカンファレンスで徹底的に術式について検討し、そこで決まった術式に長けたドクターが手術を担当します」
医師はうまくいった手術よりも、たった1%でも心残りがあった手術がより記憶に残る。そしてその1%が次の進歩につながるのだと、森理事長は医療に向き合う姿勢を熱く語る。
「脊椎ドック」を重視
高齢の方は定期的な検査を
高齢の方は定期的な検査を

従来から予防医療の大切さを訴えている森理事長だが、そのために現在同院で取り組んでいるのが「脊椎ドック」だ。自転車や車などを利用していると、実は首や腰の狭窄で自分が500mも歩けなくなっていることに気づかない人が少なくないと、森理事長は指摘する。
「最近では骨密度と平均寿命に相関関係があることもわかってきていますし、圧迫骨折などを起こせば生命予後は悪い。早期発見して予防をすることで、避けることができるリスクがあります。女性は50歳、男性なら60歳を超えたら1年に1度くらいはチェックすることが大切です。誕生日や父の日、母の日など、ご両親にプレゼントするのも素敵ですね」と、森理事長は健診の重要性を指摘する。
「最近では骨密度と平均寿命に相関関係があることもわかってきていますし、圧迫骨折などを起こせば生命予後は悪い。早期発見して予防をすることで、避けることができるリスクがあります。女性は50歳、男性なら60歳を超えたら1年に1度くらいはチェックすることが大切です。誕生日や父の日、母の日など、ご両親にプレゼントするのも素敵ですね」と、森理事長は健診の重要性を指摘する。
患者が納得して自らの治療を
選択することが大切
選択することが大切

森理事長は、患者の価値観を大切にしているため、手術をすれば良くなることがわかっている場合でも、決して手術の無理強いをすることはないという。その代わりどんな高齢の方であっても、適切と思われる治療法を提示し、患者自身が理解して治療を選択できるよう丁寧に時間をかけて説明することを心がけている。そうした森イズムが、近頃は病院全体に浸透してきていることが嬉しいと、最後にとびきりの笑顔を見せてくれた。
※内容は2025年7月28日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
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医療機関情報 | ||
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施設名 | 博豊会 東京脊椎病院 |
![]() |
TEL | 03-5856-7536 | |
住所 | 東京都足立区一ツ家1-1-1 | |
公式Webサイト↗ |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00〜11:30 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | / | / |
14:30〜17:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | / | / |
医療機関情報 | ||
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施設名 | 八王子脊椎外科クリニック |
![]() |
TEL | 042-655-5566 | |
住所 | 東京都八王子市万町173-1 | |
公式Webサイト↗ |
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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9:00〜11:30 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | / | / |
14:30〜17:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | / | / |