
むん・みんぎょん
1996年、和歌山県立医科大学卒業。97年、虎の門病院外科。
2003年、虎の門病院呼吸器外科。
08年、がん研有明病院呼吸器外科。2019年より現職。
日本内視鏡外科学会理事
日本呼吸器外科学会認定呼吸器外科専門医
1996年、和歌山県立医科大学卒業。97年、虎の門病院外科。
2003年、虎の門病院呼吸器外科。
08年、がん研有明病院呼吸器外科。2019年より現職。
日本内視鏡外科学会理事
日本呼吸器外科学会認定呼吸器外科専門医
空港や都心からアクセスの良い東京臨海副都心にある、がん研究会有明病院は長年に亘り、がん医療・研究に注力し日本におけるがん治療の発展に貢献してきた。今回、根治性を追求した低侵襲な胸腔鏡下手術の強化を図り、日々治療に取り組んでいる文敏景呼吸器外科部長に同院での取り組みについて詳しく話を伺った。
低侵襲な肺がん治療を目指して
胸腔鏡下手術を実施
胸腔鏡下手術を実施

胸腔鏡下手術で早期回復を目指す

共通の画面を見ながら行う完全鏡視下手術
東京・有明に位置するがん研究会有明病院は、日本のがん医療と研究を牽引する先進的医療機関だ。会が掲げる理念「がん克服をもって人類の福祉に貢献する」のもと、呼吸器センターでは呼吸器外科・呼吸器内科・放射線治療・病理が一体となり、肺がんを中心に胸部の腫瘍性疾患に対し、より良い治療を目指している。呼吸器外科では、2008年から胸腔鏡手術を導入し、低侵襲かつ根治性の高い手術を目指し、工夫を重ねてきたという。
「肺がんの根治を目指すには、リンパ節郭清(かくせい)を行い、転移の可能性があるリンパ節まで切除することが重要です。そのため開胸手術でやっていたクオリティの手術を、低侵襲に行うため、胸腔鏡下手術に注力しており、スタッフ全員が技術向上に努めています。開胸せずに、腫瘍の切除とリンパ節郭清まで行えるのは、チームとして術者・助手双方の高い技術と信頼関係があってこそです」と、文敏景呼吸器外科部長は語る。従来の開胸手術は、肋骨から背中にかけて約15〜20㎝切開するが、同院の胸腔鏡下手術は、術者・助手の全員がモニター画面で患部を確認し3〜4箇所小さな穴を開けて行う。傷跡が目立たず、肋間神経や胸壁を取り囲む筋肉群の損傷も抑えられ、術後の痛みや合併症を軽減することができるという。
「開胸手術は、痛みを抑制するため硬膜外麻酔を使用したり、痛さのあまり自力で痰が切れず術後肺炎につながることもありましたが、痛みの少ない胸腔鏡下手術では自力で痰が切れ、翌日には食事も可能です。低侵襲で早期離床が可能なため、80歳を超えた方でも治療を行っています」と、文部長は強調する。また、2019年よりロボット支援下手術を導入。現在、精緻な操作でアプローチ可能な胸腔鏡下手術が約90%、症例に応じてロボット支援下手術を約10%の割合で適用しているという。
「肺がんの根治を目指すには、リンパ節郭清(かくせい)を行い、転移の可能性があるリンパ節まで切除することが重要です。そのため開胸手術でやっていたクオリティの手術を、低侵襲に行うため、胸腔鏡下手術に注力しており、スタッフ全員が技術向上に努めています。開胸せずに、腫瘍の切除とリンパ節郭清まで行えるのは、チームとして術者・助手双方の高い技術と信頼関係があってこそです」と、文敏景呼吸器外科部長は語る。従来の開胸手術は、肋骨から背中にかけて約15〜20㎝切開するが、同院の胸腔鏡下手術は、術者・助手の全員がモニター画面で患部を確認し3〜4箇所小さな穴を開けて行う。傷跡が目立たず、肋間神経や胸壁を取り囲む筋肉群の損傷も抑えられ、術後の痛みや合併症を軽減することができるという。
「開胸手術は、痛みを抑制するため硬膜外麻酔を使用したり、痛さのあまり自力で痰が切れず術後肺炎につながることもありましたが、痛みの少ない胸腔鏡下手術では自力で痰が切れ、翌日には食事も可能です。低侵襲で早期離床が可能なため、80歳を超えた方でも治療を行っています」と、文部長は強調する。また、2019年よりロボット支援下手術を導入。現在、精緻な操作でアプローチ可能な胸腔鏡下手術が約90%、症例に応じてロボット支援下手術を約10%の割合で適用しているという。
「キャンサーボード」で
診療科の垣根を超える
診療科の垣根を超える
同院は、30年以上前から診療科の垣根を超えたキャンサーボードと呼ばれる合同カンファレンスを実施し、がん治療の3本柱である手術、薬物療法、放射線治療を組み合わせるなど、より適切な治療を追求している。
「当院はがんゲノム拠点病院でもあるため、がん遺伝子検査を行い、標準治療や治験薬の治療も行なっています。肺がんは自覚症状が出た時にはすでに治療の選択肢は手術ではない場合も多い。最近は喫煙歴のない若年世代での肺線がんも増えているため、50代以上の方は2〜3年に1度、低線量CT検査を受けて早期発見に努めていただきたいですね。おかかりの医師から提示された手術適応、術式、手術アプローチに疑問のある患者さんは積極的にセカンドオピニオンを活用してください」と、最後に力強くアドバイスを送ってくれた。
「当院はがんゲノム拠点病院でもあるため、がん遺伝子検査を行い、標準治療や治験薬の治療も行なっています。肺がんは自覚症状が出た時にはすでに治療の選択肢は手術ではない場合も多い。最近は喫煙歴のない若年世代での肺線がんも増えているため、50代以上の方は2〜3年に1度、低線量CT検査を受けて早期発見に努めていただきたいですね。おかかりの医師から提示された手術適応、術式、手術アプローチに疑問のある患者さんは積極的にセカンドオピニオンを活用してください」と、最後に力強くアドバイスを送ってくれた。
※内容は2026年1月28日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください
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| 医療機関情報 | ||
|---|---|---|
| 施設名 | がん研究会有明病院 |
|
| 病院長 | 佐野 武 | |
| TEL | 03-3520-0111 | |
| 住所 | 東京都江東区有明3-8-31 | |
| 公式Webサイト↗ | ||
| 診療受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:30〜12:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | / | / | / |
【休診日】土、日、祝、年末年始(12/29〜1/3)
