たなべ・ひでき
医学博士。1984年、大阪医科大学卒業。同大学、北野病院脳神経外科などを経て、城山病院脳脊髄外科センター長、院長。2009年9月、田辺脳神経外科病院開設。日本脳神経外科学会認定脳神経外科専門医
2009年9月からの延べ手術件数3391件を誇る
“心技体”の三拍子そろった脊椎脊髄治療のエキスパートドクター
豊富な実績と経験に基づき良好な結果を常に追求する
脊椎脊髄疾患だけでなく、脳動脈瘤、脳腫瘍、三叉神経痛・顔面痙攣(けいれん)などの病気の治療で豊富な実績を上げる
 全国には重度の脊椎脊髄疾患に悩まされている患者さんが少なくない。ただ、手術となると二の足を踏み、痛みやしびれを我慢しながら保存治療を続けたりする。これについて、「手術になかなか踏み切れないのは、患者さんに選択してもらうための適切な情報を医師が提案していないからでしょう」と田辺脳神経外科病院の田辺英紀院長は指摘する。
 「患者さんは、痛いのも嫌だけど、手術も嫌という方が大半です。手術に対する恐怖感を和らげ、医師への信頼度が増せば、手術への移行が早くスムーズにできます。もう一つ重要なのは、患者さんに説明したとおりの結果になることで、良好な成績を追求するためには豊富な実績と経験が必要です」と話す田辺院長の言葉からは、脊椎脊髄治療のエキスパートドクターとしての自負が伺える。
 同院の2016年1月〜12月の手術件数は516件。2009年9月の開院以来の延べ件数は3391件を誇る。
顕微鏡を使った綺麗で安全な低侵襲手術を心がける
 脳神経外科医による脊椎脊髄治療では、顕微鏡を使った手術に定評がある。「たとえば、頸椎疾患の患者さんの場合、整形外科では1カ所が悪くても、後ろを大きく開いて手術を行うことが少なくありませんが、当院では低侵襲な頸椎前方固定術を行います。大きく切開すると神経の周囲の骨や筋の骨格が破壊され、術後に首の痛みが残ったり、運動制限も出てきたりします。これに対して、頸椎前方固定術では食道と気管の間を構造物をよけながら神経だけにアプローチしますから、神経の障害がとれ、しかも手術をしたという影響がほとんど出ません」
 脳神経外科医は、脳の手術において出血しない操作や止血方法を身につけている。脊椎脊髄疾患についても同様で、出血が多いと神経を損傷するリスクが高まり、血液が残ると術後に癒着などが起きる可能性があるからだ。「私自身、出血のない、綺麗で安全な手術を心がけています」
 田辺院長は、オーバーインディケーションについても警鐘を鳴らす。「手術しなくてもいい人を手術したり、手術を必要としない場所を重ねて手術したり、器具が不要なのに使用したりと、安易に手術を行う医師がいます。脊椎脊髄治療を受けられるなら、誠実で真摯な心、高い技術力、豊富な体験と強靭な体力という〝心技体〟の三拍子そろった医師がいいでしょう」と田辺院長は医師選びの重要性について語った。

 

主な疾患別手術件数(2009年9月〜2016年12月)
脊椎脊髄疾患 1932件 脳動脈瘤 282件
脳腫瘍 131件 三叉神経痛・顔面痙攣 123件

 

※内容は2017年9月30日時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

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医療機関情報
施設名 田辺脳神経外科病院
世界文化遺産の登録を目指す応神天皇稜を借景とした低床式建物の田辺脳神経外科病院
フリガナ タナベノウシンケイゲカビョウイン
TEL 072-937-0012
住所 大阪府藤井寺市野中2-91
ホームページはこちらから(別ウインドウが開きます)

 

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