肩や膝の痛みで苦しむ患者を解放すべく、積極的に最新の医療技術を取り入れ地域医療に貢献している『小松整形外科スポーツクリニック』。今回、手術支援ロボットを用いた人工膝関節置換術など同クリニックの取り組みについて小松尚院長に詳しく話を伺った。

適切な治療をするため
正確に診断することが重要

　２０２３年の開院以来、スポーツ選手から高齢の方まで幅広く、膝や肩の痛みなど体の部位を問わず痛みに苦しむ患者たちと向き合ってきた小松尚院長。小松整形外科スポーツクリニックがある青森県は、高齢化率が高いという土地柄もあり、膝の変形や痛みに苦しむ患者が多い。変形性膝関節症の痛みの原因は多岐にわたっているため、立位正面を含むレントゲン検査、ＭＲＩ検査も行い、年齢やライフスタイルに合わせたオーダーメイドの治療を行っている。
　「膝が痛いといっても、原因はさまざまです。関節の異常だけではなく、内側半月板後根断裂のようにＭＲＩ画像でしか見つけることができない疾患が隠れている場合も多いため、緻密な検査が重要です」と強調する小松院長は、関節鏡視下手術を含め、患者の症状に合わせて多様な治療法に取り組んでいるという。

ロボットによるサポートのもと
より精度の高い手術を目指す

　同クリニックでは変形性膝関節症と診断され、人工膝関節への置換が適切と選択された場合、変形の度合いが強ければ人工膝関節全置換術（ＴＫＡ）、変形が少なく靭帯が保たれている場合には、内側の関節のみを置換する人工膝単顆置換術（ＵＫＡ）など、患者の症状に合わせた手術法を選択している。
　さらに安全性を追求し、ＴＫＡにおける手術支援ロボットを導入。これは術前にレントゲンよりロボットが計測した膝関節の状態を数値として示し、骨切り量や角度、人工関節の設置位置を割り出すなど、手術をサポートするものだ。
　「手術支援ロボットにより膝を３次元的に捉えられるため、ねじれや変形の強い患者さまに対しても、その度合いに合わせて骨切りの量や角度などを数値として視覚的に捉えることができるため、より精密な手術が行えます」と小松院長は特長を語る。

予防を含めて治療の選択肢を
広げていきたい

　さらに、プロを含めたスポーツ選手のリハビリやボディーメンテナンスなど、スポーツの専門診療にも注力している同クリニックでは、充実したリハビリ施設を完備している。
　「筋力をつけることで膝の変形を防ぐなど 疾病予防に力を入れていくと共に、今後は再生医療にも取り組み、より治療の選択肢を広げていきたいです」と、小松院長は最後に優しい笑顔で語ってくれた。

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医療機関情報
施設名	小松整形外科 スポーツクリニック
TEL	017-763-5917（完全予約制） ※お問合わせ時間 月〜金 14:00〜16:00
住所	青森県青森市小柳3-1-1
公式Webサイト↗

 

診療時間	月	火	水	木	金	土	日	祝
8:30〜12:00	◯	◯	◯	◯	◯	※	／	／