「良医の視点」を皆さまの熱いご要望によりweb公開決定!(2017.4月〜現在まで・公開中)週刊新潮にて掲載

たがみ・そういち
2002年山梨医科大学(現:山梨大学)卒業。同年河北総合病院勤務。08年長野市民病院、14年川崎幸病院、湘南東部総合病院、16年イムス富士見総合病院などを経て17年横浜青葉そけいヘルニア・外科クリニック開院。日本外科学会認定外科専門医、日本消化器外科学会認定消化器外科専門医、日本内視鏡外科学会評議員
豊富な手術経験、腹腔鏡下手術のエキスパート
日帰り手術で患者のニーズに対応
総合病院で磨いた腹腔鏡手術の技術を鼠径ヘルニアの治療に活かす
クリニックでは珍しい最新医療機器を揃えたオペ室を完備
 横浜や渋谷などからアクセスが便利な「たまプラーザ駅」から徒歩3分の場所にある、横浜青葉そけいヘルニア・外科クリニック。2017年8月に開院して以来、手術を体験した患者のクチコミや評判が広まり連日予約が絶えず、6歳から93歳までの鼠径ヘルニアの外科手術362例(2017年8月〜2018年11月)の実績を挙げている。 
 手術を担当する院長の田上創一は総合病院の外科医としてキャリアを積み、がんをはじめとする消化器系をメインに腹腔鏡手術の腕を磨いてきた。多様な手術を担当するなか、鼠径ヘルニアの手術に注力したいと考えるようになったという。
 「鼠径ヘルニア手術は、生命を左右するものではなく、治って当たり前だと思われています。ただ、技術的には難しく、技量によって再発や合併症のリスクも高まってしまいます。そこで私は、習得した技術を鼠径ヘルニアの分野でさらに磨いていきたいと考えるようになりました」と田上院長は語る。
鼠径ヘルニアの手術では珍しい4Kカメラを採用
緻密な手術と丁寧な診察がポリシー
 鼠径ヘルニアは筋膜の隙間から腹膜や他の組織がはみ出てしまう病気。そこで、現在は手術でメッシュを敷いて、腹膜がはみ出すのを防ぐ治療が普及している。そのメッシュを敷く手術には、開腹手術と腹腔鏡手術の2通りあるが、田上院長が注力するのは、腹腔鏡手術のなかでも「TEP法」という方式だ。
 「TEP法では、筋膜と腹膜の間の腹膜前腔という部分に鉗子とカメラを通して手術を実施します。腹膜の内側には器具を入れないので、他の術式に比べると癒着や臓器の損傷リスクを軽減することができます」と田上院長。
 ただし、狭い空間での手術となるため、医師の熟練度や経験値の高さが必要不可欠となる。また、患者の体格や症状ごとにアプローチの仕方も異なるため、田上院長もベテランでありながら手術を録画したビデオを必ず見返して復習を怠らないという。さらに、手術では珍しい高精度の4Kカメラの導入。より緻密な手術で切除の正確性や、術後の痛みの軽減につなげている。
 高度なテクニックにより、手術は日帰りで入室から退室まで2~3時間程度と負担も少ない。また、同院では手術前に30分ほど時間をかけて、オリジナル冊子をもとにじっくり説明しているという。「1日に診察できる患者さまは少ないですが、それも丁寧な診察をモットーにしているためです。患者さまの身体の負担と不安な気持ちを払しょくしたいと考えています。鼠径ヘルニアはほっておくと激しい痛みが生じてしまいます。そうなる前に症状が現れたらぜひ一度ご相談ください」と田上院長は患者とのコミュニケーションの大切さについて優しい笑顔で語ってくれた。

 

※内容は2019年1月17日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

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医療機関情報
施設名 横浜青葉そけいヘルニア・外科クリニック
落ち着いた雰囲気のある院内
フリガナ ヨコハマアオバソケイヘルニア・ゲカクリニック
TEL 045-500-9049
住所 神奈川県横浜市青葉区美しが丘2-14-4 KMビル2F
ホームページはこちらから(別ウインドウが開きます)

たまプラーザ駅から徒歩3分、東名川崎IC.から車5分

 

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