「良医の視点」を皆さまの熱いご要望によりweb公開決定!(2017.4月〜現在まで・公開中)週刊新潮にて掲載

きむら・ひでお
医学博士。1990年東京大学医学部医学科卒業。同年東京大学医学部附属病院外科系研修医。97年国立がんセンター研究所支所レジデント。2000年埼玉医科大学総合医療センター外科。02年米国スタンフォード大学医学部血管外科フェロー。03年米国ジョンスホプキンス大学医学部遺伝子医学フェロー。05年東京大学医学部附属病院血管外科助教。11年温知会間中病院外科部長・副院長を経て16年きむら内科外科クリニックを埼玉県川口市に開院。日本外科学会認定外科専門医、日本脈管学会評議員
血管外科医としての専門性を活かした
「血管内焼灼術」で日帰り手術を実現
下肢静脈瘤に対する「血管内焼灼術」で高い治療実績を誇る
症状や治療方法などを分かりやすく丁寧に説明する木村院長
 長年にわたり外科の専門的治療を行ってきた1人の医師が患者さんの全身管理をすることを理想に掲げて2016年に「きむら内科外科クリニック」を開業した。医院の外壁は黄色を基調とし、ロビーも明るく入りやすい雰囲気で、各部屋が広くゆとりがある造りになっている。同院では内科、外科のほか、血管外科、乳腺外科、消化器内科など幅広い診療に対応しているが、特筆すべきは木村院長が25年を超えるキャリアを誇る血管外科だろう。中でも特に力を入れているのが下肢静脈瘤に対する日帰り手術で、指導的立場で数百例以上を経験している。
 下肢静脈瘤とは足にぼこぼこの血管が目立つ病気で、女性や立ち仕事の人に多く見られる。原因は、足の表面を走る静脈の中の逆流防止弁(バルブ)が壊れることにより、足を下げると血液がふくらはぎに溜まってしまうことだ。静脈瘤は見かけの問題にとどまらず、夕方や夜に足がだるい、むくむ、つるなどの症状を生じることで日常生活に支障を来たすことがある。放置すれば皮膚が茶色に変色したり、皮膚に穴があく潰瘍を生じたりすることもあり治療が必要となる。以前は数日の入院を要する静脈を引き抜く静脈抜去術が必要だったが、2011年からは「血管内焼灼術」が健康保険の適用となり、30分程度の手術により入院不要の日帰り手術が可能となった。
 「血管内焼灼術はふくらはぎから細いカテーテルを入れて、レーザーや高周波を用いることで弁が壊れた静脈を焼き、不要な血液が静脈瘤に流入することを防ぐ手術です。皮膚を切る必要がないために傷跡は残らず、痛みも少なくなっています。手術翌日にはシャワーを含めて通常の生活を送ることができます。術後は瘤が消えて足が軽くなったり、特に女性はスカートをはくことができるようになったりするなど、生活の質(QOL)が向上する人が多いです」と木村院長は語る。同院で使用しているレーザー機器は波長1470nmの最新医療機器であり、より痛みが少なく、患者さんに優しい治療が可能となっている。
手術を受ける際は医師の経歴や専門性の確認を
最新の機器が揃ったゆとりのある手術室
 「先天性血管奇形やエコノミークラス症候群が原因の静脈瘤の場合、手術は不適切で、無理に手術をしてしまうと足がさらにむくむなどの後遺症が生じます。また、静脈に異常がない単にむくみやすい足に対して「かくれ静脈瘤」と称して不適切な血管内焼灼術を行っている医療機関もあるようです。静脈瘤といえども原因や治療法を判断するには血管の疾患に関する豊富な経験と高い専門性が求められます。静脈瘤の手術を希望される場合には、担当医の経歴をしっかり確認して専門知識がある医師のもとで手術を受けるようにしていただきたいですね」と木村院長。
 外科医としてのスキルを備えたスペシャリストであり、かつ、全身を診るゼネラリストとして、「どのような患者さまもうちのクリニックを受診して良かったと思ってくれるような医療を目指していきたい」と、木村院長は今後の抱負を語ってくれた。

 

※内容は2019年1月17日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

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医療機関情報
施設名 きむら内科外科クリニック
フリガナ キムラナイカゲカクリニック
TEL 048-291-8560
住所 埼玉県川口市西青木1-21-19
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