「良医の視点」を皆さまの熱いご要望によりweb公開決定!(2017.4月〜現在まで・公開中)週刊新潮にて掲載

いくの・やすし
1990年、大阪大学医学部卒業。92年、国立大阪病院(現・国立病院機構大阪医療センター)。97年、大阪大学医学部眼科助手、米国Harvard大学Schepens 眼研究所留学。2000年、大阪大学医学部眼科助手復職。02年、同学内講師。07年、同講師。14年、金沢大学医学部眼科非常勤講師(兼任)。15年、いくの眼科開設、大阪大学招へい教授(兼任)、金沢大学臨床教授(兼任)。日本眼科学会認定眼科専門医。日本強度近視学会副理事長、国際病的近視学会(iPM)理事、脈絡膜画像診断研究会代表世話人、近視緑内障研究会世話人、Retina Glaucoma Club(RGC)世話人
チームで臨む最先端医療
高度な網膜硝子体日帰り手術を実施
高度な技術と豊富な経験を活かし、世界各国へ発信
無駄なスペースを排除し、コンパクトながら機能的に配置された手術室での手術風景

インカムで待合室と連絡を取りながら、次の手術患者の状態をチェック、入室の準備をする
 眼科分野で最も難しい手術の一つ、網膜硝子体手術。近年は、手術器具や装置の進化により安全性も向上したが、高度で繊細な技術を要求される手術に変わりなく、医師の熟練度合いや技術力が問われる。
 いくの眼科を牽引する生野恭司院長は、網膜硝子体手術のエキスパートとして知られる。大阪大学で25年以上にわたり、網膜・近視・白内障手術といった最先端医療に専念してきた。その経験を活かし、白内障や緑内障、網膜剥離、網膜硝子体手術など難易度の高い手術も日帰り手術で対応している。
 2017年だけでも、硝子体切除術203件、その他にも水晶体再建術707件を筆頭に、合計1013件※もの眼科手術実績を誇る。なかには、他の医療機関から紹介され手術に臨む患者さんも多いという。
 「阪大病院では、四半世紀にわたり網膜硝子体疾患の治療に取り組んでまいりました。長年にわたり、治療へ真摯に取り組み、難易度の高い手術も数多く担当するなかで、技術を高めてきました。現在も国内の大学病院をはじめ眼科研究分野で幅広いネットワークを形成しています」
 現在、2019年春に開催される日本眼科学会総会に向けて、金沢大学との共同研究を進めているという。緑内障も強度近視における大きな問題で、生野院長は積極的に取り組む。
 生野院長の活躍の場は国内に留まらない。近視診療の分野でも世界的権威として知られることから、欧米やアジアに招待され講演を行うなど、講師としての実績も枚挙にいとまがない。
負担が少ない日帰り手術にこだわる分かりやすい丁寧な説明がポリシー
光干渉断層血管撮影装置や前眼部解析装置など最新機器を豊富にそろえた外来検査室

視能訓練士たちによる症例カンファ。情報を共有することでより正確で高度な検査が可能になる
 網膜硝子体手術は複雑な手術ゆえに、日本では入院をすすめる施設も多い。しかし、いくの眼科は国内でもまだ数少ない日帰り手術を実践している医院だ。
 「ハイレベルな技術と、豊富な経験があれば日帰り手術は可能です」と生野院長。日帰りにこだわる姿勢にも、患者さん本位への想いが見て取れる。
 「持病を抱えていたり、ご高齢だったりすると、入院自体がかなりの負担になります。とりわけ透析治療をしている患者さん、認知症を患っている方だと、入院前後の調整だけでも一苦労です。日帰り手術であれば、身体への負担軽減もさることながら、生活に支障をきたすことなく手術を受けていただくことができるのです」
 いくの眼科は大阪のみならず、京都や神戸からもアクセス良好な阪急十三駅が最寄り。さらに、来院のしやすさも考慮して駅から徒歩30秒の場所を選んだ。
 また、難易度が高い手術はもちろんのこと、どんなに安全性が高い手術であっても、眼に関わることとあれば、不安や緊張は簡単に払拭できるものではない。そのため、生野院長は手術技術を磨き上げてきただけではなく、患者さんへのホスピタリティ-にも並々ならぬこだわりがある。丁寧な説明もそのひとつだ。
 「患者さんへの説明はとても大事にしています。通り一遍の説明ではなく、具体的な図や写真を使うなど、理解を深めていただけるように工夫しています。また、手術が終って帰宅した後に、どのように過ごせばいいのかなど、ご本人はもとよりご家族にも注意してもらいたいポイントを分かりやすくお伝えするようにしています。また、患者さんに安心感を持っていただけるよう、24時間つながるホットラインも設けています」
高精度な医療機器を完備し、質の高いチーム医療を実践
患者さんに疾病の説明と点眼指導を行うことにより、より充実と納得が得られる医療をめざす
 眼科疾患の診断には、精密な検査が必要になるが、同院は最先端機器を揃えて検査を行っている。生野院長みずから開発に携わった光干渉断層計や光干渉断層計血流診断装置など、革新的なテクノロジーを結集した画像診断機器で、的確な診断を可能にしている。
 大学病院レベルの、最新診断機器や手術設備を完備しているが、「肝心なのはそれらを扱うスタッフです」と生野院長。いくの眼科では、ハイレベルな人材を揃えること、育成することにも注力している。
 「看護師は眼科に精通しているエキスパートを集めています。また、若手の育成にも力を入れていて、段階的に成長できる教育の仕組みを整備しました。また、検査やリハビリ指導にあたる視能訓練士も高い技量を持つ一流の人材を採用しています。院内でも定期的にセミナーを行い、各個人のスキルアップを後押ししています」
 また、院長が大学病院時代に感じた診療システムの問題点を克服するべく、業務内容や人員配置、スタッフ教育を徹底的に見直してきた。  
 こうした取り組みも、一人ひとりの患者さんと深く向き合うためだ。「患者さん本位の治療を実現するために、チーム医療の醸成に心血を注いでいます。より多くの患者さんを治したい、助けたいという想いが強いので、より広域の人にもご相談いただきたいです」。生野院長の理念が地域の枠を超えて、患者さんの眼の健康を支えている。

 

※内容は2019年1月17日掲載時点のものです。詳しくは各医療機関にお問い合わせください

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医療機関情報
施設名 いくの眼科
フリガナ イクノガンカ
TEL 06-6309-4930
住所 大阪府大阪市淀川区十三東2-9-10 十三駅前医療ビル3F
ホームページはこちらから(別ウインドウが開きます)

 

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